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■5・30 京都

イラク派兵延長反対でデモ

アジア共同行動もアピール

 

 五月三十日、STOP!イラク派兵・京都の呼びかけで、「イラク特措法延長反対!自衛隊派イラクから完全撤退せよ!5・30京都行動」がおこなわれた。

 イラク侵略戦争の開始からすでに四年以上が経過した。そのなかでどれほどのイラクの人々の命が奪われたことか。にもかかわらず、安倍政権は、米国・ブッシュ政権の無法な侵略戦争・軍事占領を積極的に支持し、イラク特措法を二年延長して、自衛隊のイラク派兵を継続しようとしている。五月十五日には、衆議院本会議で延長案が強行可決された。これを弾劾し、航空自衛隊のイラクからの撤退を求めて、京都市役所前には約百人の労働者・市民・学生が集まった。

 主催者を代表して、STOP!イラク派兵・京都の共同代表の一人である小笠原伸児さんが、侵略戦争と軍事占領によって何十万、何百万もの人々が住居から追われ、殺されている現実を訴え、一刻も早く自衛隊を完全に撤退させていかなくてはならないと呼びかけた。「やめて!イラク派兵・京都訴訟」弁護団の岩佐英夫弁護士は、自衛隊のイラク派兵の違法性を訴えるとともに、国民投票法の強行可決を弾劾し、憲法九条改悪を阻止する広範なたたかいをつくりだしていこうと訴えた。

 アジア共同行動・京都のメンバーは、リレーアピールのなかで、イラク占領と自衛隊の加担を弾劾するとともに、この日、韓国では平和と統一を開く人々やAWC韓国委員会などが日本での改憲策動に反対して日本大使館前での抗議行動・街頭記者会見をおこなっていることを報告した。そして、戦争国家へと突き進む日本政府・安倍政権と対決し、銃口を向けられているアジア民衆と連帯する視点をもった運動をつくっていこうと呼びかけた。

 その後、参加者は京都の繁華街である四条河原町をデモ行進し、「自衛隊は今すぐイラクから撤退を!」「イラク占領をやめろ!」「米軍再編・基地強化反対!」「憲法九条改悪を阻止しよう!」のシュプレヒコールを街頭に響かせた。

 

 

 

 

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