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■6・9 3回目のジョイント行動
教育3法改悪、治安立法反対を渋谷駅周辺でアピール



 六月九日、東京・渋谷の宮下公園において、都教委包囲ネットと破防法・組対法に反対する共同行動の共催で「6・9 Joint Action」がおこなわれた。

 教育基本法改悪反対や「日の丸・君が代」処分撤回などをたたかう教育労働者と、共謀罪新設阻止をたたかう労働者による共催のジョイント行動は、今回で三回目となる。

 小雨が降ったり止んだりと不安定な天候の中、渋谷の宮下公園に二百五十名が結集した。アジア共同行動首都圏は、結集する労働者・市民に対して、6・17アジア共同行動への結集を訴えるビラ情宣を行い、集会・デモに参加した。行動は正午から開始され、前半集会、渋谷一周デモをして宮下公園にもどり、後半集会という形態でたたかわれた。

 前半集会の冒頭、破防法・組対法に反対する共同行動の石橋さんと、都教委包囲ネットの見城さんが基調的な提起をおこなった。

 石橋さんは、「今国会は、ほとんど改憲モードに入っている。しかし、これは盤石なものではない。安倍政権は民主党などを巻き込んで改憲に突き進むはずだった。しかし、『消えた年金問題』など戦後支配体制の腐敗しきった内容が露呈し、国会審議が思うようにいかない状態になっている」と情勢を分析。また、陸上自衛隊・情報保全隊による人民監視活動を弾劾し、「改憲阻止、いっさいの治安立法反対を掲げてたたかおう」と呼びかけた。

 つづいて、見城さんは「教育基本法改悪反対、10・23通達反対、『日の丸・君が代』強制反対を掲げてたたかってきた。さらに、これからは安倍の『戦後レジュームからの脱却』に対するたたかいです。国家に対するたたかいです。格差社会の拡大するなか、他の産業の労働者との連帯も課題です。改悪教育三法案の廃案をめざしてたたかおう」と訴えた。

 つづいて、被処分者の会、九条改憲阻止の会など結集した諸団体からつぎつぎとアピールがおこなわれた。約三十分にわたる前半集会を全体のシュプレヒコールでいったんしめくくり、「安倍を打倒するぞ!」と声をあげながらデモ行進に出発した。宮下公園から渋谷を一周するデモコースで、往来を行き交う労働者・市民が注目している。中には、観光バスから乗客がデモ参加者に手を振る光景もあり、安倍政権とたたかうことに対して共感が広がっていることが感じられた。

 ふたたび宮下公園に結集し、後半集会が開始された。はじめに、歌手のZAKIさんによるユニークな替え歌で改憲阻止を訴える演奏などで、おおいに盛り上がった。つづいて、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックより、辺野古への再度の「事前調査」が集会当日の未明におこなわれたことが報告・弾劾され、「今日の夜、池袋で開催される緊急集会に結集しよう」と訴えられた。

 都教委包囲ネット、千葉学校合同労働者組合、「日の丸・君が代」解雇撤回裁判などから報告と決意がつぎつぎと明らかにされた。そして、まとめを都教委包囲ネットの見城さんがおこない、最後に全体のシュプレヒコールで集会がしめくくられた。

 

 

 

 

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