共産主義者同盟(統一委員会)

 

■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

ENGLISH

■リンク

 

□ホームに戻る

■8・27都庁包囲アクション

   不当処分―分限免職攻撃策動許さず、都教委抗議



 八月二十七日、「8・27都庁包囲アクション」が同実行委員会の主催によってたたかわれた。この行動は「都教委包囲・首都圏ネットワーク」が毎年、東京都教育委員会を大衆的に包囲する行動の一環としてたたかわれたものである。今年は実行委員会の主催としてたたかわれた。当日は教育委員会に対して直接抗議申し入れを行うと同時に、都庁前での大衆的抗議行動が同時一体的にたたかわれた。

 行動は午後四時に都庁前でのシュプレヒコールによって開始された。「東京都教育委員会を許さないぞ! 教育基本法改悪弾劾! 沖縄戦の歪曲を許さないぞ! 『日の丸・君が代』の強制反対! 不当処分弾劾!」などのシュプレヒコールが都庁前に響き渡る。

 次に実行委員会からのあいさつとして、「都教委包囲ネット」の方が「教育基本法の改悪と教育三法の改悪が強行されてしまいました。しかし、日本の戦争国家化を許さない教職員と市民のたたかいは後退しているわけではありません。私たちは、不当処分を断固として弾劾するたたかいとして今日の行動を最後までたたかいぬいていきましょう」と訴えた。

 つづいて、東京都教育委員会に直接抗議を行う要請団が出発した。都庁前では各団体が次々と発言に立つ。「被処分者の会」はたたかいの意義の再確認を呼びかけ、「大量不当処分という人権侵害を許してはならない。教育の自由を守るために断固としてたたかう」と発言した。

 そして「『君が代』解雇させない会」として根津さんが発言に立った。「私自身、これからの行動をいろいろ考えています。東京の教育を考えるとき、戦争は教育の現場から始まっているのでは、と思わざるを得ません。私たちが、今、止めなければなりません」と来春にでも出されるかもしれない不当処分―分限免職攻撃策動に対してたたかっていく決意が述べられた。

 途中、要請団からの経過報告をはさみながら都庁前行動は続いた。多摩教組や「破防法・組対法に反対する共同行動」などから発言がおこなわれ、最後に「包囲ネット」からまとめの提起が行われた。「今日は日教組大会があり、そこでもビラをまいてきました。また新宿で右翼の街宣車を圧倒する街宣活動を貫徹してきました。私たちの都教委に対する要請行動は確実に圧力になったと思います。同時にこれほどたくさんの人々が結集して、都庁前を制圧する行動をやりきることができました。今日の行動は確実に成功したと思います。これからも力を合わせてがんばりましょう!」と提起し、あらためて都知事石原と東京都教育委員会に対する抗議のシュプレヒコールを全体であげて都庁前行動を終えていった。

 つづいて夕方六時すぎに、場所を移動して報告集会が行われた。報告集会は、当日の行動をあらためて報告することによってたたかいの勝利的地平を全体で共有するとともに、さらに広い層からの発言を受けてその意義を深化させるものとして設定された。

 「包囲ネット」から昼間のたたかいの報告が行われ、さらに沖縄の問題に寄せて沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの方が登壇し、沖縄のたたかいを報告した。集会の最後に「包囲ネット」でも活動しているAWC首都圏の仲間が「本日の勝利を受けて、来春の『日の丸・君が代』攻防をたたかおう」という集会決議を提起し、全体の拍手で確認した。

 来春、東京の教職員である根津さんと河原井さんに対して分限免職処分攻撃が策動されている。根津さん河原井さんに対する免職攻撃を絶対に許さず、教職員に対するあらゆる不当処分攻撃とたたかっていこうではないか。「日の丸・君が代」攻防を断固としてたたかおう! アジア人民と連帯する内実をもって、たたかう教職員と団結し教育の再編攻撃とたたかっていこう!

 

 

 

 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006-2007, Japan Communist League, All Rights Reserved.