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  ■3・15 札幌

 「別の世界が可能だ」

 反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会≠ェ結成集会・デモ




3月15日の結成集会 七月、北海道・洞爺湖でG8=帝国主義者たちのサミットが開かれようとしている。これと対決する「反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会」の結成集会が、三月十五日、札幌の北海道クリスチャンセンターホールで開催された。

 もともと集会には、海外から韓国のほか、ドイツ人の青年活動家も参加予定だった。ところが許しがたいことに入管当局は、ロシアから小樽港に船で入国しようとした彼の入国を拒否し、退去命令を下すという暴挙をはたらいたのだ。サミット反対運動に対するあからさまな弾圧だ。集会は、不当弾圧をおこなった入管当局を弾劾しつつ開始された。

 北海道大学のたたかう学生が、新自由主義グローバリゼーションを批判し、G8洞爺湖サミットに反対するという立場を鮮明にした連絡会の呼びかけ文を読み上げ、参加者全体で確認。続いて、連絡会に結集している方から、警察当局の不当な介入がありながらも、反対・抗議行動の拠点となるキャンプ地をなんとか確保できそうだ、との報告もおこなわれた。

 旭川から参加されたアイヌ民族の方は、アイヌをいまだ先住民族として認めない日本政府を批判した。そしてサミットによるアイヌ民族の懐柔を許さず、奪われた土地や資源の権利回復を目指していくことが語られた。

 「NO G8 ACTION JAPAN」の方は、昨年のドイツ・ハイリンゲンダムサミット反対運動の模様を説明しながら、多様な運動体がそれぞれの仕方でG8を包囲し、運動体自身も交流できるようなたたかいを、洞爺湖でつくっていこうと提起した。北海道大学の学生は、学費値上げや大学の就職予備校化をもたらした新自由主義を批判。六月末に北海道大学で開かれようとしている`大学サミットaなるものとたたかうと発言した。

 札幌はじめ各地から結集した諸団体の連帯アピールの終わりに、反侵略アジア学生共同行動のメンバーが登壇。戦争と性暴力をまきちらすブッシュ・福田を糾弾し、国際的な反グローバリゼーションと連帯して、洞爺湖現地闘争に総力決起すると決意表明した。

 集会後、参加者は札幌市内デモにうつった。「サミット反対!」「環境破壊をしているのはG8だ!」「戦争推進のG8は北海道に来るな!」と叫んだ。サミット歓迎ムードを塗り替えるデモには、沿道からかなり注目が集まった。デモ隊列は札幌駅下をくぐり、北海道庁前を通ると、ひときわ高く抗議のシュプレヒコールを挙げた。

 戦争と新自由主義に怒り、G8を歓迎しないすべてのみなさん! 北海道のたたかう仲間とともに、サミット厳戒体制をうちやぶって、洞爺湖サミット反対の現地闘争を準備しよう!

                                          
 

 

 

 

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