共産主義者同盟(統一委員会)

 

■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームに戻る

 ■3・20 京都


 「なくせ! 戦争と貧困 ピースアクション」

 450名が結集し、集会とデモを闘う




3月20日 京都・反戦デモ 三月二十日、「イラク侵略戦争開始五年 なくせ!戦争と貧困3・20ピースアクション」が、鴨川三条河川敷において約四百五十人の結集で行われた。この行動を組織したSTOP!イラク派兵・京都は、共産党系と非共産党系の労組・大衆団体、個人によって構成された統一戦線で、イラク侵略戦争と自衛隊派兵に反対して五年間にわたってたたかいを組織してきた。

 午前中の雨がようやく止んだ午後一時四十五分、この日の行動はオープニングの若手弁護士によるロックバンドの演奏から開始された。最初に、STOP!イラク派兵・京都の共同代表である黒木順子さん(きょうとネット代表幹事)が発言に立ち、一日も早くイラク戦争を終わらせようと呼びかけた。続いて連帯メッセージが田中三郎さん(反安保京都実行委員会)から紹介される。イラク国内で取材活動を行う西谷さんからのメッセージでは、軍事占領のもとで次々と民衆が命を奪われ、難民となっていくイラクの生々しい現状が報告された。続いて、きょうとネット代表幹事の小笠原伸児さん(弁護士)から、憲法九条京都の会の結成準備、5・3憲法集会、三月二十二日・二十三日の9条ウォークなど、京都における憲法九条改悪阻止に向けたさまざまな取り組みの報告と呼びかけが行なわれた。工藤美彌子さん(真宗大谷派僧侶)からは、真宗大谷派九条の会結成の報告が行われた。カンパ要請と憲法ミュージカルの紹介 に続いて、「自衛隊海外派兵恒久法制定に反対しよう」というテーマで、岩佐英夫さん(自由法曹団)からの訴えが行われた。岩佐さんは、いつでもどこへでも自衛隊の海外派兵を可能とする恒久法の制定は、憲法九条改悪の先取りであり、絶対に阻止しなければならないと力強く訴えた。

 その後、集会後半の三分間リレーアピールが行われた。京都うたごえ協議会の歌に続いて、にっこりネットの江原護さんが、「朝鮮民主主義人民共和国に対する『経済制裁』解除と在日朝鮮人に対する人権侵害中止を求める共同アピール」が約二百六十の個人・団体の賛同によって公表されたことを報告し、制裁の解除と日朝国交正常化に向けてたたかうことを呼びかけた。次に発言に立った京都沖縄県人会会長の大湾宗則さんは、これまで親睦会としての活動しか行ってこなかった県人会が、三月二十九日に米兵による少女レイプ事件に抗議する集会を初めて開催するので、ぜひ参加してほしいと呼びかけた。続いてアジア共同行動・京都の池田高巌さんは、相次ぐ性暴力事件に抗議するアジア共同声明を紹介し、四月十三日の岩国市議の田村順玄さんを招いた講演集会、そして六月の「サミット外相会議反対! 6・25―26京都行動」への結集を呼びかけた。反戦自衛官を支える会西日本の叶田清春さんは、平和の虹の旗の歴史を紹介し、再び戦争の悲惨さを繰り返さないために反戦運動に取りくむことを呼びかけた。最後に発言に立った反侵略アジア学生共同行動(AASJA)の学生は、昨年十月の広島における米兵の集団レイプ事件を厳しく批判し、「軍事基地と女性」ネットワークが呼びかける公開質問状と声明への賛同を訴えた。集会は、最後に市民へのアピールと特別決議「相次ぐ米兵によるレイプ事件に抗議する」を採択し、終了した。その後、集会参加者は、円山公園までのデモを行った。

 米帝・ブッシュ政権によるイラク侵略戦争は、無残に破綻した。一刻も早くこの戦争を終結させ、自衛隊の完全撤退を実現しなければならない。他方で福田政権は、自衛隊海外派兵恒久法の今通常国会への上程をめざすと宣言した。海外派兵恒久法の制定を阻止するたたかいに、早急に取りくんでいかねばならない。
 

 

 

 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006-2007, Japan Communist League, All Rights Reserved.