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  ■3・29 沖縄・辺野古

   環境アセス調査中止を求める現地集会を開催




 三月二十九日、辺野古の浜において「環境アセス調査の中止を求める辺野古現地集会」が開かれた。主催はヘリ基地反対協で、二百名余の労働者・市民が結集した。
3.29沖縄・辺野古
 海からの風が吹きつける少々肌寒い中ではあったが、命を守る会のオジー、オバー達が元気に会場前列に陣取る中、集会は命を守る会事務局の富田さんの高らかな、そして戦闘性あふれる司会で開始された。

 まず、海上抗議行動を終えてきたばかりと真っ黒に日焼けした顔の大西ヘリ基地反対協代表委員が主催者あいさつに立った。大西代表委員は、建設予定海域の辺野古の海を指しながら、リーフ内で作業を強行している調査船に向かってあらん限りの声でデタラメ極まる「環境アセス方法書」を糾弾し、違法・不当な「環境アセス」調査をただちに中止せよ、と訴えた。さらに反対協として毎週土曜日に「学びの船」を出航させ、海上阻止行動の拡大を展開する方針を明らかし、名護新基地を絶対に阻止しよう、と呼びかけた。

 つづいて割れんばかりの拍手の中、辺野古現地から嘉陽のオジー(嘉陽宗義氏)が決意表明をおこなった。開口一番「われわれは負けるために闘っているのではない」と檄を飛ばし、「日本政府はウソばかりついている。今まで以上にみんなで力を合わせて闘おう」と訴え、即興の歌を二曲も歌い、参加者一同に闘う気概を与えてくれた。

 さらに集会では、沖縄平和運動センター山城事務局長、統一連新垣代表、平和市民連絡会当山事務局長がそれぞれ連帯あいさつをおこなった。中でも通称「テント村・村長」として連日の現地闘争で奮闘している当山事務局長は、SACO―海上基地攻撃での単管ヤグラ攻防と違い、海中機器設置に反対する海中戦・潜水攻防となり、外からみえにくい状況になり、現地闘争の現状が十分広がっていないことに警鐘を鳴らした。そして「アセス調査をつぶせば埋め立てには入れない。今が闘いの本番だ」と訴え、現地闘争への結集と名護新基地建設阻止闘争の全国的展開の必要性を強調した。

 次に弁護団長の池宮城弁護士のあいさつだ。池宮城弁護団長は、「海上保安庁は辺野古シフトを敷き弾圧体制を強めている。弾圧を打ち破り、このすばらしい海と自然を守ろう」と訴えた。そして弁護団も十四名となり、近く二十名近くまで増える予定だと報告があり、そして新たに結集した若手弁護士を紹介し、各自から簡潔な決意表明を受けた。元気いっぱいの若手弁護士たちの決意に会場の熱気はさらに燃え上がった。

 たたかう決意が盛り上がる中、「……日米両政府と仲井真県政へ怒りのマグマを爆発させ、沖縄と日本・アジアの平和をかちとろう!」と名護新基地建設阻止を訴えた集会アピールを全体で確認し、大西代表委員のガンバロー三唱で集会を閉じた。また集会後には、参加者で辺野古地域の一斉ビラ配布行動も展開された。

 米軍再編の最大環である名護新基地建設阻止闘争は大きな山場へと突入している。本現地集会の勝利的地平を押し上げ、現地闘争と固く連携し、辺野古新規地絶対阻止へ前進しよう。


                                

                                          

 

 

 

 

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