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  ■4・6   東京

   基地強化を許さない交流集会 

   映像・資料で各地の闘い報告し連帯を強める


基地強化を許さない交流集会(東京)


 防衛省「人間の鎖」行動の後に、「基地強化を許さない交流集会」が文京区民センターにおいて午後六時より、ヘリ基地反対協議会、沖縄平和市民連絡会、辺野古への基地建設を許さない実行委員会の主催で開催された。昼間の行動に参加した人たちなど、二百名余が結集した。

 はじめに司会より、「人間の鎖」行動が成功したことの報告がおこなわれ、この行動が沖縄、岩国、神奈川、首都圏など各地の反戦・反基地をたたかう諸団体・人士の賛同の下、五百五十名の広範な労働者・市民・学生の結集でたたかわれた意義が明らかにされた。

 つづいて、沖縄からの訴えと題して、ヘリ基地反対協議会・代表委員の安次富浩さんと、平和市民連絡会、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会・共同代表の高里鈴代さんがそれぞれ発言した。

 安次富さんは、「米サンフランシスコ連邦地裁でのジュゴン訴訟の過程で、それまで隠されていた、オスプレイの配備や戦闘機装弾場、洗機場、艦船接岸桟橋など、事業基本計画の主要な部分が明らかにされた」とさまざまな手法でたたかいを進める有効性を語り、名護新基地建設阻止の海上阻止行動をこれからも体をはってたたかい抜く決意を明らかにした。

 高里さんは、「あいつぐ米兵犯罪は、個人的な犯罪ではなく、構造的な犯罪だ。米兵による犯罪被害をなくすには、米軍基地撤去しかない」と断じた。

 カンパの訴えにつづいて、岩国からの訴えと題して、住民投票の成果を活かす岩国市民の会の田村順玄さんが発言した。いま「福田良彦新市長のリコールにむけた準備をすすめている。二月には、岩国基地沖合移設事業にストップをかけるための行政訴訟を起こした。今後は爆音被害訴訟も起こしていく」と広範な住民運動を推進していくことを明らかにした。

 休憩をはさんで、「米軍再編と神奈川の基地」と題したビデオが上映された。そして神奈川からの訴えと題して、原子力空母の母港化に反対し、基地のない神奈川をめざす県央共闘会議・事務局長の桧鼻達実さん、バスストップから基地ストップの会の牛島洋子さん、すべての基地に「NO!」を・ファイト神奈川の木元茂夫さんの三人が発言に立った。

 桧鼻さんは、厚木基地での爆音訴訟が、あらたに原告を七千人に増やしてたたかわれていることを報告し、「岩国のたたかいと手を結び、基地のたらい回しを許さない。沖縄・辺野古への新基地建設に反対し、横須賀への原子力空母の配備を止めよう」と訴えた。

 牛島洋子さんは、「キャンプ座間のバス停前で座り込みをおこなってきた」ことを報告し、「座間の米軍基地では、武装した米兵が基地の中から住民に銃口を向けている」という、許しがたいことが起こっていることを弾劾した。

 木元茂夫さんは、七月十九日に横須賀で予定されている米原子力空母配備阻止の集会への参加を呼びかけた。

 米軍横田基地の反対運動を取り組んでいる、横田行動実行委員会の井上森さんは、横田基地の位置付けが、「日米統合軍事指揮調整センターとしてあり、平時から米軍と自衛隊が連携している。これは集団的自衛権に実態的に踏み込んでいることを意味する」と暴露した。

 つづいて、平和フォーラム、全労協、日本平和委員会から連帯あいさつを受け、最後に集会アピールが、参加者全員の拍手で採択され集会はしめくくられた。

 

 

 

 

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