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 ■6・8

 三里塚で緊急現地闘争たたかわれる




 六月八日午後一時半より、「用地内」東峰の萩原進さん所有の畑において、反対同盟の主催で、「暫定滑走路北延伸粉砕、市東さんの農地を守ろう、新誘導路建設を阻止しよう」をかかげて、緊急現地闘争がたたかわれた。

 日帝―空港会社は「開港三十周年」を喧伝し、さまざまな攻撃をしかけている。ハブ空港としての生き残りをかけて、三里塚闘争を圧殺しようとしている。集会場となった畑のすぐ脇では、東峰の森破壊が強行され、誘導路建設が進行している。暫定滑走路北延伸のために、国道五十一号線の付け替えトンネルの供用開始を宣伝している。さらには年間三十万回飛行を声高に叫び、農家の上空四十メートル飛行という殺人的飛行を居直りながら、さらなる苦痛を反対同盟や地域住民に強制しようとしているのだ。完全空港化のために、「用地内」市東さんの農地強奪を強行しようとしている。

 反対同盟は三里塚闘争四十年の闘いの歴史をかけて、緊急現地闘争に起ち上がった。

 北原さん、鈴木幸司さんからともにたたかおうという挨拶をうけて、集会が開始された。

 市東孝雄さんは、空港会社が「地域住民の合意のないまま工事はしない」と言っていたにもかかわらず、東峰の森伐採を強行したり、滑走路北延伸を決定したり、市東さんの畑を強奪しようと提訴したりと、悪行三昧を重ねてきたことを怒りをもって弾劾した。市東さんは、「地域とは誰のことを言っているのか」「言うことが毎回違う」「三十周年式典をやっても、空港が抱えている問題を暴露しただけの話」と、空港会社を一刀両断にした。そして最後に「正しいことを正しいと言うこと、それがたたかいだ。この地で最後までたたかう」と決意を述べ、大きな拍手を浴びた。

 事務局次長の萩原進さんは、「最初の案からは半分も縮小して空港建設計画を三里塚にもってきたが、いまだにこのザマだ」「このままだと拠点空港の地位を羽田に取られると騒いでいる」「実は、四十年たたかって、追い込んできたんだ」と、不屈の闘争が空港会社の惨状をつくり出してきたことを明確にした。そして、「数千人の機動隊とガードマンに守られなければやっていけない空港が世界のどこにあるのか。この地で頑張って、一点突破すべきだ」と檄を飛ばした。

 共闘団体として発言に立った日本反帝戦線の同志は、七月洞爺湖サミット粉砕現地闘争への決起を呼びかけた。一連のG8各級会合に対しても関西と東京で決起することを宣言した。沖縄や岩国、神奈川などで強行されようとしている日米軍事再編に反対し、現地闘争に起ち上がろうと訴えた。

 集会後、「用地内」を戦闘的にデモ行進し、空港廃港までたたかい続ける決意を満天下に示して闘争を終えた。

 

 

 

 

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