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  ■7・25フィリピン大使館に抗議

 比アロヨ政権の民衆運動弾圧弾劾

 AWC日本連ら、比大使館抗議行動



 昨今、全世界規模で吹き荒れる食糧危機は、フィリピン民衆においても民衆の生活を直撃し、フィリピンにおける生活破壊は極限に達している。こうした厳しい状況の中にあって、フィリピン人民は、人間らしい生活をかちとるために立ち上がっている。これに対し、アロヨ政権は民衆の立場に立ってそれに対処するどころか、腐敗と汚職を繰り返し、政権崩壊の危機にさらされている。

 民衆の憤激に直面するアロヨ政権は、あろうことか、フィリピン人民の力で一度は排除した米帝の軍事支援を受けいれ、フィリピン人民への弾圧をもって、自らの延命を図ろうとしているのだ。「対テロ戦争」を掲げた米軍との合同演習の名の下で、フィリピン民衆の虐殺を繰り広げている。こうしたアロヨ政権の暴力支配によって、労働者・農民・学生などの民衆運動が軍隊をもって弾圧され、千名以上の活動家が虐殺され、数千名もの拉致・不当拘束・強制失踪が引き起こされている。その象徴的な存在がタガイタイ5と呼ばれる、農民運動に献身してきた五名の活動家たちだ。

 アリステディアス・サルミエント、リエル・カストディオ、アレックス・ピンピン、ミカエル・マサエス、エンリコ・イバネスの五名は、二〇〇六年四月二十八日、南タガログのタガイタイ市で、不当に拉致され、拷問を受けた。そして現在まで二年以上にわたって不当に拘束されているのだ。彼らは過酷な弾圧拷問に屈せず、獄中から「私たちが鉄格子のうちで過ごす一日、一秒が、私たちの家族たちや労働者、農民の運動において、膨大な損失となっています」と国際的な支援と救援活動を訴えている。

 フィリピン人民を襲う生活破壊の嵐になんら対処しようとしないアロヨ政権に対し、フィリピン人民に連帯して抗議し、さらにタガイタイ5の呼びかけに応えようと、七月二十五日、アジア共同行動の仲間らはフィリピン大使館への抗議行動、六本木での情宣に立ち上がった。フィリピン人民の厳しい現状、アロヨ政権の暴虐、それに抗して立ち上がり続けるフィリピン人民の姿を伝えようと、AWCの仲間や、フィリピン現地を訪れた学生がマイクを握り、六本木を行きかう人々に訴えかけた。その後、フィリピン大使館に対しての抗議申し入れ行動が行なわれた。

 これまで継続されてきたフィリピン大使館への抗議行動、街頭情宣活動を、さらに拡大強化し、フィリピン人民との連帯、反帝国際共同闘争の一層の高揚をかちとろう。

 

 

 

 

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