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 ■9・25 ジョージ・ワシントン入港弾劾闘争

入港阻止全国集会(9.25夜) 


 ●昼、独自集会



 早朝行動を闘ったアジア共同行動日本連らは、場所をヴェルニー公園に移し、現場共闘でジョージ・ワシントン入港弾劾の独自集会を闘った。

 ヴェルニー公園の対岸に位置する米軍施設には、巨大なジョージ・ワシントンが停泊している。公園からは、艦橋の一部が見えるだけだが、他のイージス艦などに比べてもその巨大さと、不気味さが一層際立っている。

 ヴェルニー公園には、公安私服が徘徊し、機動隊が配置されている。さらに横須賀市は、公園のあちこちに「許可なし集会禁止」なる張り紙をし、公園管理の職員が集会に介入するなどして、反対闘争そのものを封じ込めようとしている。このような弾圧体制をはねかえし、午後二時すぎから、集会が開始された。最初に、ジョージ・ワシントンに向けて、シュプレヒコールを叩きつけた。

 そして、被爆二世の会が発言に立った。ジョージ・ワシントンが原子炉二基を搭載していることについて、「この原子炉は、つねに放射線を出している。低線量被曝という低い放射線を長期間浴びることによる影響があることからも、『安全』ということはない」と断じ、「世界から原子力空母をなくす闘いが必要だ。ともに闘おう」と訴えた。

 つづいて、アジア共同行動首都圏が発言した。「日本には非核三原則があるが、核空母ジョージ・ワシントンを積極的に日本政府が受け入れている。これは、非核三原則を空洞化するものに他ならない。さらに、八月三十一日に首都圏でおこなわれた『防災訓練』では自衛隊、米軍が参加し、それに自治体職員や、地域住民が動員された。地域末端に至る戦争のできる体制を作り出そうとする攻撃だ。このことを断じて許さず、反戦・反基地闘争を闘おう」と呼びかけた。

 労闘・労活評は、「日米軍事体制の強化を許してはならない。反帝国際連帯の闘いの高揚をつくりだしていこう」と訴えた。

 関単労は、厚木―座間―横須賀―相模原―横田と沖縄に次ぐ軍事基地が首都圏には存在していることを明らかにしつつ、ジョージ・ワシントンそのものが「いつ原子炉の事故が起こっておかしくない、危険極まりない核空母」であることを暴露し、反戦・反基地闘争を闘いぬく決意を明らかにした。

 そして最後に、抗議のシュプレヒコールをあげ、集会をしめくくった。



 ●四千八百人の集会・デモ


 午後六時半から、ヴェルニー公園において「原子力空母ジョージ・ワシントン入港阻止全国集会」が、原子力空母横須賀母港化を許さない全国連絡会、神奈川平和運動センター、三浦半島地区労働組合協議会などの主催で開催された。会場には、早朝行動を闘った労働者・市民・学生をはじめとする、四千八百名が結集し、ジョージ・ワシントン入港に対する怒りで充満している。アジア共同行動首都圏は、結集する労働者人民に対し、横須賀―神奈川での反基地闘争を闘い続けることと、11・30岩国闘争への参加を呼びかけるビラ情宣をおこなった。

 集会では、三浦半島地区労の三影さん、平和フォーラムの福山さん、神奈川平和運動センターの宇野さんそれぞれから、ジョージ・ワシントン入港を徹底弾劾する発言がおこなわれた。国会議員では、民主党の那谷屋正義さん、社民党の福島みずほさん、阿部知子さん、山内徳信さんが発言。参加団体からは、全国基地問題ネットワーク、神奈川県高等学校教職員組合青年委員会、いらない!原子力空母から発言を受けた。そして、「『原子力空母の母港化』に強く反対します」という集会アピールを参加者全員の拍手で採択し、最後に団結ガンバローで反戦・反基地闘争を闘いぬく決意が打ち固められた。

 いよいよデモ行進だ。四千八百名の長蛇の隊列が、米軍横須賀基地ゲート前を通り、怒りの声を叩き続ける。そして、横須賀中央駅付近まで、原子力空母母港化反対などを訴え、闘争を終えた

 

 

 

 

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