共産主義者同盟(統一委員会)

 

■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームに戻る

 ■10・24  国鉄闘争中央大集会

  日比谷野音に1万1200が結集




 
十月二十四日、日比谷野音で「今こそ政治決断を!JR採用差別問題の解決要求実現をめざす10・24中央大集会」が四者(国労闘争団全国連絡会議、鉄建公団訴訟原告団、鉄道運輸機構訴訟原告団、全動労争議団)四団体(国労、建交労、国鉄闘争支援中央共闘会議、国鉄闘争に勝利する共闘会議)の主催で開催された。

 あいにくの雨であったが野音には続々と労働者が結集してくる。全国から参加した国労の労働者をはじめとして会場は立錐の余地なくうめつくされ、入りきれない参加者が野音をとりかこんだ。

 「国鉄歌声合唱団」の労働歌が演奏されるなか、六時三十分に集会が開始された。古澤都教組書記の司会で、まず高橋国労委員長が主催者挨拶をおこない、「国鉄闘争は二十二年になる。労働者の生存権がおびやかされる攻撃のなかで、今こそ政治解決を実現しよう」とのべた。つづいて、民主、共産、社民の各党の国会議員が来賓挨拶をおこなった。

 情勢報告が二瓶国鉄闘争共闘会議議長によっておこなわれ、「七月十四日の鉄建公団訴訟控訴審の東京高裁南裁判長の提案によって新しい局面をむかえた。政治解決にむけ勢力を結集し闘おう」という報告がなされた。

 次に、労働団体のあいさつが平和フォーラム、全労連、全労協からおこなわれた。藤崎全労協議長は「勝利解決のためには政治を動かすことが必要だ。政府に責任をとらせなければならない。四者四団体を支援して闘う」とのべた。呼びかけ人の紹介がおこなわれ、五人の呼びかけ人が登壇し、代表してルポライターの鎌田さんが激励の挨拶をおこなった。

 当事者の決意を酒井鉄建公団訴訟原告団長がおこない「昼間、鉄道運輸機構にたいして申し入れ行動を闘った。また、この集会にむけ全国九十カ所で一万二千人の参加で地域集会を勝ち取ってきた。来年三月に予定される判決のぎりぎりまで政治解決を実現するために闘う」と決意をのべた。

 家族の訴えが国労博多闘争団家族の柳瀬さんからおこなわれ「一日も早く、納得のいく解決を」とよびかけた。集会アピールが梅木全動労争議団団長代行によって読み上げられ会場全体の拍手で確認された。閉会の挨拶を佐藤建交労委員長が、団結ガンバロウを山口中央共闘事務局長がおこない、野音をゆるがす闘争勝利へがんばろうの声がひびいた。特に集会参加者が昨年の集会をうわまわる一万千二百人と報告された時には、ひときは大きな拍手がわいた。

 集会参加者は陣太鼓がならされる中、新橋から銀座、鍛冶橋までの都心デモに出発し、国鉄闘争勝利の声を都心に響かせた。
 二十二年にわたって闘いぬかれている国鉄闘争は正念場をむかえている。闘争団を先頭とした闘いを支援し、国鉄闘争の勝利まで闘おう。

 

 

 

 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006-2007, Japan Communist League, All Rights Reserved.