共産主義者同盟(統一委員会)

 

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 ■1・11

  反対同盟が新年デモと旗開き



反対同盟を先頭に新年デモ


 「市東さんの農地を守るぞ!」「新誘導路建設を阻止するぞ!」暫定滑走路に向けて闘いの声が響きわたる。

 一月十一日、「用地内」東峰の開拓組合道路において、三里塚芝山連合空港反対同盟と労働者人民が結集し、〇九年新年第一波の集会・デモが闘われた。その後には、反対同盟の団結旗開きがかちとられた。



 ●「用地内」東峰―天神峰を貫く新年デモ


 暫定滑走路の間近に迫る、東峰の開拓組合道路に、反対同盟を先頭に百二十名の労働者・学生・市民が結集した。騒音と排気ガスを撒き散らしながら誘導路をジェット機が走行し、つぎつぎと暫定滑走路を離発着していく。耳をつんざくようなジェットエンジンの騒音は文字通り生活破壊・営農破壊そのものだ。その暫定滑走路ののどもと深く開拓組合道路が存在し、滑走路の完成を阻んでいる。

 午前十時すぎ、伊藤信晴さんの司会で、集会が開始された。はじめに北原鉱治事務局長が新年のあいさつをおこなった。「昨年は法廷闘争が多かった一年でした。裁判闘争と、現地闘争を一体にたたかおう。この矛盾した空港を粉砕しなければ未来はありません。未来のために二〇〇九年の勝利をかちとろう」と訴えた。

 つづいて、結集した諸団体の発言がつぎつぎとおこなわれた。発言に立った統一委員会の同志は「市東さんの農地を守り抜く。裁判闘争、現地闘争をたたかい抜き、三里塚闘争に勝利しよう」と決意を明らかにした。

 集会の最後に、戦闘的なシュプレヒコールをあげ、いよいよデモ行進だ。寒気の影響で、水たまりに氷がはるほどの寒風の中、反対同盟を先頭にデモ行進に出発。開拓組合道路から東峰十字路を通り、途中、東峰神社に寄り、北原さんが神社の鳥居に新しいしめ縄をつけた。そして、現闘本部先の市東さんの畑まで意気高くデモ行進を貫徹した。



 ●旗開き


 成田市内のレストランで、「二〇〇九年新年団結旗開き」が盛大に開催された。会場には、午前中の新年デモの参加者をふくめて百五十名が結集した。

 午後一時過ぎ、「成田軍事空港建設阻止! 空港廃港へ。3・29全国集会に総決起しよう」という「二〇〇九年闘争宣言」を伊藤信晴さんが読み上げ、参加者全員が拍手で確認した。

 つづいて、北原鉱治事務局長が発言に立った。北原さんは三里塚四十三年のたたかいの地平を明らかにし「政治を根本から変えないかぎり未来はない。四十四年目に入った三里塚のたたかいの勝利を目ざそう」と訴えた。

 つぎに、萩原進事務局次長が発言に立った。「市東孝雄さんの畑を守るたたかいが重要だ。二月三日から新たな裁判が始まる。裁判闘争と現地闘争を一体にたたかい、勝利しよう」と訴えた。

 鈴木謙太郎さんの音頭で、乾杯。杯を酌み交わしながら発言がつづく。

 市東孝雄さんは、「裁判闘争も、畑も耕すことも現地闘争だ。今年も頑張る」と一月二十日の農地強奪阻止行政訴訟、二月三日の農地取り上げ阻止の新訴訟にむけた決意を明らかにした。住民団体、市民団体、弁護団の発言がつぎつぎと行われた。発言に立った、二期阻止全国共闘のたたかう仲間は「市東さんの決意にこたえ、三里塚をたたかいぬく」「農地死守のたたかいは、反戦のたたかいへとつながるたたかいだ」と三里塚闘争をたたかい抜く決意を明らかにした。

 共闘団体の発言で、統一委員会の同志が決意表明に立った。まず「空港会社による、農地強奪を許さず、市東さんの農地を守り抜く。3・29全国集会に総決起する」と三里塚闘争の決意を明らかにした。そして、世界的金融恐慌のなかで、労働者階級人民へ貧困化と戦争動員への攻撃が強まっている状況を断固許さず、反帝国際連帯のたたかいを推進していく〇九年のたたかいの方針を力強く明らかにした。

 旗開きは、終始熱気に包まれ、〇九年三里塚闘争勝利に向けた決意がうち固められた。

 

 

 

 

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