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 ■2・16

 東京総行動が闘われる

 日本経団連前に350名、国鉄集会に400名






 二月十六日に東京総行動がたたかいぬかれた。午前八時四十五分からのみずほ銀行本店に対するたたかいに始まり、都庁第二本庁舎、教育情報研究所、昭和シェル石油、フジテレビ、NTT持株本社、いすゞ自動車、国土交通省、ニチアス本社、住友重機、松下PDP、日本基礎技術、トヨタ本社に対して、争議の当該を中心として抗議のたたかいが終日たたかいぬかれた。

 この日のたたかいの中心として午後一時三十分から日本経団連前集会が、09けんり春闘全国実と東京総行動との共同行動として開催された。「派遣・非正規」切り、「外国人労働者」切り、「新採」取消し等という攻撃が激化するなか、すべての労働者を職場にもどすことを要求するたたかいとして資本の中心とも言うべき日本経団連前の集会がおこなわれた。

 集会は纐纈実行委員長の司会のもと、まず「09けんり春闘全国実」の藤崎代表の決意がのべられ、つづいて全造船いすゞ分会、松下・プラズマ訴訟原告団、国鉄闘争団・留萌闘争団がたたかいの報告と訴えをおこなった。その後要請文をわたす要請団を圧倒的なシュプレヒコールで送り出した。だが、日本経団連側はまったく不当にも要請文の受け取りを拒否したのである。これに対する抗議もふくめて集会が続いた。全国一般東京なんぶから「マーチ・イン・マーチ」への参加要請、神奈川シティーユニオンのペルー人労働者の「歌」の披露と訴えがおこなわれた。最後に「団結がんばろう」を全体で行い集会を終えた。

 また、夜六時から星陵会館で、四者四団体の主催で「千四十七名問題解決の政治決断を求める2・16集会」が四百名の参加で開催された。

 第一部は、参加した議員からの発言と当該からの発言としておこなわれた。集会には民主党、共産党、社民党、国民新党、公明党の議員が参加し発言した。お礼のあいさつで二瓶国鉄闘争共闘会議議長は当事者の求める要求について「具体的な金銭要求分は一人三千三百万円であり、二千万円が解決金であり、千三百万円が年金の差額分である。当事者にとって、年金問題は『路頭に迷わない』解決にとって極めて重要だ。従って、現状回復を強くもとめている。雇用は政治解決とする。(アンケートに基づく)JRの雇用を希望する者は全体(約九百)の30%弱であり、他はJR関連、公的部門等、また高齢化や家庭の事情等で現在の居住地から異動できない当事者も少なくないので、被解雇者が運営する事業体への金銭的支援が不可欠」と具体的に言及した。

 次に、長崎闘争団の山口さんが発言し、不採用時の思いや怒りを具体的に述べ、「亡くなった五十一名の無念を胸に頑張る」と述べた。また、音威子府闘争団家族の杉山さんは、この間の苦しい生活の現実を明らかにし、「夫を元の仕事にもどしてほしい」と訴えた。

 第二部は弁護団から各裁判の報告がおこなわれた。鉄建公団訴訟弁護団から三月末にも判決の期日指定がなされようとしているという報告がなされたのをはじめ、全動労鉄道運輸機構訴訟、鉄道運輸機構訴訟、国労採用差別訴訟の各弁護団から具体的な裁判の報告がなされた。最後に、キヤノン非正規労働組合宇都宮支部から偽装請負の実態、派遣切りの現実、組合への攻撃などの具体的な報告とたたかいの決意があきらかにされた。集会は「団結がんばろう」を行い閉会した。闘争団を中心とする政府に解決をせまる統一行動は、二月は二十七日まで、三月は更に行動への参加者を増員して約百名がたたかいを継続する。

 09けんり春闘の第一波が開始された。労働者の生存権をかけたたたかいである。09春闘勝利、国鉄闘争勝利へたたかいぬこう。

 

 

 

 

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