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  ■金融恐慌下、全国で09春闘燃え上がる

  



 ■3・8 東京
 
 「マーチ・イン・マーチ」に350人

 外国人労働者の雇用保障を訴える




 三月八日、東京、渋谷の宮下公園で、午後四時から「マーチ・イン・マーチ」が開催された。

 日本の春闘が活気を失っていくなかで、「外国人労働者の雇用保障」を求めて、二〇〇五年三月、渋谷で集会とデモを行い、それ以来この闘いを「マーチ・イン・マーチ」と名づけ毎年開催されてきた。

 〇九年の「マーチ・イン・マーチ」には、昨年暮れからの派遣切り、期間工の契約止めなどの問題が外国人労働者をも直撃している状況のなかで、多くの外国人労働者や、全国一般全国協・ユニオンなどに結集している、中小企業や非正規の労働者を中心に三百五十人の人が集まった。

 集会は「安定した雇用と生活できる賃金を! すべての労働者に!」のスローガンのもと開かれ、まず、集会基調でモニカさん(神奈川シティユニオン委員長)が「この日本において百六十万人の外国籍労働者が働いており、そして、ほとんどの労働者が非正規で働いている。昨年暮れからの『派遣切り』には多くの日系人労働者をはじめとする外国籍労働者がふくまれている」「外国籍労働者にはほとんどセーフティネット(失業保険、健康保険、住居等)の保障がないなか、セーフティネットをはじめとする労働者の権利を闘い取る必要性がある」と提起した。

 基調提起のあと、在日ブラジル人を支援するNPO、いすゞの派遣労働者、中国人研修生、パキスタン人労働者、大阪からかけつけたリー・マッコリーさんなどの発言が行なわれ、在日ブラジル人による歌唱指導等をはさみ、集会は陽気に活気にあふれるなか進んだ。集会の最後に、神奈川シティーユニオンに結集する外国人労働者の元気な闘争歌で、マーチ出発前の闘う気分を盛りあげ、デモへ出発した。

 デモの先頭では楽器でリズムをとりながら、そのあとを組合旗やプラカード、横断幕をもった外国人労働者、日本人労働者が元気に渋谷の繁華街をデモ行進。

 日曜の夕方とあって、繁華街は人、ひとの波。

 多くの人が、何のデモだろうとデモ隊を注視。その人たちに、ビラを手渡す。

 デモ隊は最後まで元気に行進。再度宮下公園にもどり、集会の成功を確認し、団結ガンバローを三唱。雇用保障と生活できる賃金を獲得のため闘い抜くことを誓い、散会した。




 ■雇用破壊の下で奮闘する各地の仲間(大阪編)

 階級的労働運動の再生のうねりを!




 大阪における〇九春季闘争は、年明けから始まった。

 一月十日~十二日には、寒風吹きすさぶ中、〝「派遣切りヤメロ」怒りの難波行動〟が、三角公園にテントを張って行われた。呼びかけ団体である全港湾大阪支部は、滞日ブラジル人を中心にしたクボタ分会を抱えている。長年、偽装請負で働かされてきた滞日外国人たちは、賃金カットに抗議して全港湾に加入したが、(株)クボタは、全港湾との団体交渉を拒否したまま、滞日外国人労働者を二年十一カ月の有期契約労働者としてしまった。この時期、派遣法改定によって、長期間にわたって偽装派遣・偽装請負で働かせられてきた労働者が、有期の直接雇用労働者に切り替えられている。「定めのない雇用」と見なされる三年に満たない有期契約で……。法改定のたびに、新しい脱法行為をつくり出す大企業に対し、大阪労働運動の総力を上げて、雇用継続の壁を突破しようと、署名行動・不当労働行為企業への大阪府・市の発注停止要求・集団提訴など、あの手・この手で闘いが進められている。

 一月三十日には、関西コミュニティ・ネットワークを中心に、大阪府・市・労働局・派遣協会や当該事業所に対し、「派遣切り反対!」の要請行動と署名提出が行われた。

 このような動きを受け、例年より早く、おおさかユニオンネットワーク〇九春闘決起集会が、二月三日に行われた。エル大阪南館ホールをいっぱいにして、クボタをはじめとして、非正規雇用労働者や滞日外国人が怒りの声をあげた。国労近畿地本からは、「国鉄解雇一〇四七人問題とJRの安全闘争」という特別報告が行われ、二月十三日、大阪国労会館ホールに溢れるほどの結集を、と呼びかけた。また、岩国からの「愛宕山米軍住宅建設反対署名」の要請も行われた。

 大阪は、そもそも労働運動が活発な地域であるが、世界恐慌の嵐が日本経済にも及び、金融バブル崩壊のつけ回しが労働者に降りかかる中、今こそ労働運動の底力を見せる時だ、「議論してる場合やない。街頭に出よう!」と東奔西走に拍車がかかっている。

 細かい行動を報告すればキリがないが、毎日、どこかの労組が、大阪府・市や労働局、街頭や事業所前などで、〝雇用破壊は許さん。大企業は内部留保を吐き出せ。行政は指導しろ〟と声を上げている。このような中、大阪府警―公安は、二月十三日早朝、全日建連帯労組関生支部の五名の役員・組合員を不当逮捕し、組合事務所を家宅捜査するという暴挙を行っている。

 三月一日―二日は、「クボタ・パナソニック闘争勝利」を掲げた全国行動が、連続闘争として行われた。パナソニック派遣切りの当該は、福島連帯ユニオン・宮城合同労組に属する。その東北から、連続闘争前日、京都における均等待遇アクション21京都による「介護労働戦略会議」(ケア労働者に〝社会的に公正な賃金を〟)という企画から参加という、熱のこもった行動であった。

 三月一日は、朝十時から港湾労働者第二センターにおいて、全港湾春闘総決起集会が行われ、おおさかユニオンネットワーク、全国一般全国協など全国各地から結集。クボタ闘争の勝利とともに、パナソニック裁判闘争勝利を訴え、「派遣・非正規切りを許さず、ともに新たな春闘を」と呼びかけた。そして参加者四百名が大正駅までデモ。ポルトガル語で「団結した民衆は必ず勝つ!」というリズミカルなコールを繰り広げ、沿道からの注目を集めた。昼に、「働く女性の人権センター〝いこ☆る〟・第六回総会」(特別シンポジウム「ペイ・エクイティとベーシック・インカム」)をはさんで、夜六時から、おおさかユニオンネットワークと全国一般全国協議会の呼びかけによる交流集会が開催された。エル大阪の百名の会場に、百五十名が詰めかけ、東北から北九州まで、熱気の溢れる交流会となった。ここでパナソニック裁判原告・佐藤さんから、非道な派遣切りの経過報告が行われ、当該宮城合同労組からの決意表明があり、全国の闘う仲間の紹介と、翌日のパナソニック闘争提起が行われた。

 三月二日は、本社があるパナソニック城下町での現地行動である。朝七時半、パナソニック本社を囲む三駅で、百五十名が一斉情宣。パナソニックによる「見るな、話すな、聞くな」という訓示にもかかわらず、六千枚のビラが飛ぶようにはけていった。派遣当該の佐藤さんから、十八年間働き続けた末に、社名変更とともに「もう派遣はいらない」と切り捨てられた悔しさ、「派遣も人間です。生活があります」という訴えが行われ、大阪高裁で歴史的勝利を切り拓いた松下プラズマディスプレイ地位確認裁判の原告・吉岡さんが、怒りを込めてマイクを握った。原告たちは、団交申し入れ書をたずさえて、松下電工本社へ。厳重警備を突破して、受付へ申し入れ書を押し込んだ。そして十時から守口市民会館にて決起集会。ここには、きょうとユニオンで争議中の松下冷機の派遣切り当該も参加、また全国各地で続々と裁判や争議が起き、パナソニック包囲が始まっていることが報告された。「パナソニックは派遣を切るな。二万人リストラを撤回しろ」という怒りのシュプレヒコールとともに、百五十名がパナソニック本社包囲デモに出発。約一時間半にわたるパナソニック本社前デモを繰り広げ、「パナソニックの皆さん、大企業の横暴を許さず、いっしょに闘いましょう」という声を響き渡らせた。

 大阪の春季行動は、まだまだこれからである。三月十日には、争議支援の会が立ち上がり、十五日には、交運労協セメント生コン部会と生コン産業政策協議会を中心として、ミキサー車やトラックなど自動車パレードが行われた。三月十九日には、郵政ユニオンのストライキが行われ、支援は早朝からこぞって駆けつけた。

 三月二十一日には、クボタによる非正規―移住労働者切捨て反対行動による御堂筋デモが予定されている。連続して二十二日には、「派遣切り反対! まともな直接雇用を! 難波行動」が行われ、当日、大阪市役所前で集会し、難波へと御堂筋デモを行ってくる労組も合流することになっている。並行して大阪市役所前では、三月二十―二十一日、反貧困運動の相談取り組みが行われる。

 そして毎年恒例の大阪総行動は、三月二十四日である。テルウェル西日本(パワハラ解雇)、ヤンマー本社(派遣切り)、クボタ本社(雇い止め)、石原産業(組合忌避)、那須商会(組合忌避)、大阪府(橋下府政による非正規切りに対し講師の全員雇用を要求)などに、それぞれの労組の抱える困難な争議を対象に、大阪労働運動の力を総結集し、解決への道をこじあけるのである。

 労働運動を下支えする新たな試みである、NPO〝労働と人権のサポートセンター〟も、三月二十八日には結成総会を迎える。

 全国の闘う仲間とともに、〇九春季闘争の勝利を切り拓き、階級的労働運動の再生のうねりをつくり出そう。




 ■3・19

 郵政労働者ユニオン

 全国10カ所でストライキ闘う



 三月十九日郵政労働者ユニオンが全国十カ所でストライキを闘った。

 正社員二万五千円、短時間社員一万二千五百円の賃上げと、最低時給千二百円、最低月額十五万円、均等待遇、非正規職の正社員化などを要求して春闘を闘っている郵政労働者ユニオンは二月十日からの中央交渉以来、五回の団体交渉を行ってきたが会社側の不誠実な対応に対しストライキで闘った。

 ストライキに突入した職場のひとつ、枚方北支店では、京都・大阪から駆けつけた支援の仲間を含む約三十名が、朝八時のスト突入宣言と同時に集会を行った。時限スト解除までの一時間にわたり、郵政労働者ユニオンの地本、支部の労働者からは、郵政労働者ユニオンの春闘要求内容と経過説明に加えて、会社と一体となってストライキ闘争を否定するJP労組批判が出された。ストに決起した枚方北支店の組合員からは日本最大規模で非正規労働者を雇用している郵政職場から均等待遇を実現するために闘う決意表明が行われた。郵産労の労働者からも連帯発言が行われた。大阪全労協、きょうとユニオン、洛南ユニオンなど地域の労働者からは、派遣切りやリストラで、多くの労働者が雇用を失い、労働相談もかつてない規模で増えていることの報告とともに、大企業が非正規労働者から絞り取った莫大な内部留保を温存しながら労働者の雇用を破壊している状況に対する激しい批判が噴出した。三月一日~二日のパナソニック抗議行動など派遣労働者、非正規労働者の反撃は着実に拡大してきている。全国各地で大資本を追い詰める非正規労働者の反撃にとっても、郵政労働者ユニオンのストライキ決起は大きな励ましとなっている。闘う労働運動の連携をさらに強め、大資本を包囲する闘いを創出しよう。




 ■3・7 京都

 「クビ切るな!モノちゃうで!」

 情宣行動、集会・デモ 団結打ち固める



 昨秋来の派遣労働者の雇い止め、中途解約をはじめとする非正規雇用労働者の大量解雇は京都でも進行している。府下のパナソニック、ロームなどの電機産業、日産車体や三菱などの自動車産業、村田機械などの京都の名だたる企業で大量解雇が吹き荒れている。

 三月末の大量の雇い止めを阻止すべく民間中小の労働組合、労働者が参加するユニオンネットワーク・京都では、三月七日に「クビ切るな!モノちゃうで!」と称し、情宣行動、集会、デモを取り組んだ。京都の繁華街の六角広場で午後五時からおこなわれた労働相談をよびかける宣伝活動には二十数名の労働者が参加し、道行く人々に「解雇、賃金、労働条件切り下げには、一人で悩まずにユニオンに相談を」と記載されたビラを配布した。

 十八時三十分から三条河川敷で開始された集会には約百名の労働者、市民が結集した。洛南ユニオンの仲間が司会をおこなった。司会挨拶として、「例年ならユニオンネットワーク・京都は春闘学習会をおこなうが、昨秋来の非正規雇用労働者の大量解雇、三月末での大量の雇い止めの予測などから、街頭で抗議の声をあげるために集会、デモをおこなうことが決まった」という報告がおこなわれた。また毎週、工場の多い西大路、石山、長岡京のJR各駅で計八回のビラまきを行っている、ということも報告された。集会発言としてはユニオンぼちぼちから、近況報告がおこなわれ、きょうとユニオンからはパナソニック関係の派遣労働者の中途解約をはじめ労働相談が急増していること、相談即交渉という事例が増大しており、労働者の状況が逼迫していることなどが報告された。郵政ユニオンからは十九日に取り組まれるストライキに対する支援要請がおこなわれた。洛南ユニオンからは、派遣労働者の大量解雇のみならず、中小零細企業で解雇や労働条件切り下げが横行する一方で、正社員が三千時間以上も働かされ過労死寸前となり、しかもサービス残業という事例もある、これらはグローバリゼーションのもとで全世界で起こっている、貧困との闘いを国際的な反グローバリゼーションの闘い、反戦平和の闘いと結合して闘うことが重要という発言がおこなわれた。発言の最後に昨年、六月二十七日以来、「全員解雇、三十分で荷物をまとめて会社を退出せよ」として全員が解雇されて以降、職場を占拠して闘う大美堂労組から「団結を崩さず闘い抜く」という決意表明がおこなわれた。

 集会終了後、四条烏丸まで、「クビ切り反対」「大企業は社会的責任をとれ」などのシュプレヒコールを元気よく上げながら活気あふれるデモがおこなわれた。




 ■3・9 東京

 09けんり春闘学習集会

 会場を埋め尽くす労働者が参加




 三月九日午後六時三十分から全水道会館大会議室で、「反転攻勢の09春闘を構築しよう」09けんり春闘学習集会が「09けんり春闘全国実行委員会」の主催で開催された。

 集会には09春闘の真只中、会場を一杯にする労働者が参加した。「不況を理由とした派遣・非正規の首切り、リストラに反対し、今こそ均等待遇の実現、労働者保護政策への転換を」「全ての労働者の連帯・ストライキ闘争で09春闘に勝利しよう。生活できる賃上げと、健康で文化的な生活を勝ち取ろう」「麻生内閣打倒。国会を解散し、総選挙で民意を問え」「民営化・規制緩和路線反対。公務公共サービスの労働の拡充を」をスローガンとして集会は開始された。

 まず司会の中岡09けんり春闘全国実事務局長が「09春闘を闘うにあたって、現在の情勢について学習し、闘いのエネルギーを作り出そう」とよびかけた。主催者挨拶を藤崎09けんり春闘全国実代表がおこない「09春闘は中盤の山場の段階にはいっている。世界的な不況を理由として、派遣切りや首切り、賃下げ等の攻撃が行われており、資本は雇用を守る姿勢を見せていないばかりか労働者を物化してきりすてている。09春闘の勝利で反撃しよう。新自由主義・金融資本主義の破産について学習し、これからの闘いの参考にしよう」と発言した。

 次に、集会のメインである講演が「オバマのアメリカと今後の世界、日本の経済・政治」と題して、アンドリュー・デウィット立教大学経済学部教授によっておこなわれた。デウィット教授は「①ニューヨーク株式市場は二九年恐慌をおいかけており、同時に温暖化ガスの排出量は最悪のシナリオをうわまわっている。②去年までの市場原理主義という常識は今や完全に否定され、ブッシュの八年は米国における最も脆弱な八年間といわれ、失われた十年ともいわれるようになっている。③過去一年間に世界の株式市場から三十兆ドル以上が消えた。世界経済の十二倍のデリバティブ金融商品(大量破壊金融兵器)が世界を破壊している。アメリカでは肥大化した産業の収縮がすすんでいる。住宅価格は〇八年には18%も下落し、十兆ドルほどの陰の銀行システムが崩壊し、自動車や鉄鋼は需要の二倍の生産能力となっている。もう今までのいつもどうりの日常(過剰消費型)には帰れない。④経済力は今やニューヨーク(市場)からワシントン(政府)に移っている。オバマはかつてない規模の政府の介入(四兆ドル以上)をおこない、すべてを国家が変えようとしている。政府・議会にカルフォル二ア人脈を投入し変えようとしている。(グリーンニューディール)⑤だが、日本の政府は何がおこつているのか理解していない。⑥今年はこれまでよりひどい混乱となるだろう」とアメリカでおこっている変化を中心に講演をおこなった。

 講演に対する簡単な質疑のあと、行動提起が纐纈東京全労協議長よりおこなわれた。「三月十四―十五日に全労協全国一斉労働相談、十六日に東京統一街頭宣伝、十九日に郵政ユニオンをはじめとした各労組のストや決起集会の行動、そして四月には一日に東京総行動、八日に09春闘勝利! 中央総行動を七百人規模でおこない、経団連への抗議要請行動や日比谷公園からのデモをおこなう」という提起がなされた。

 最後に伊藤全港湾委員長が「新自由主義は崩壊した。労働者の社会をめざして09春闘を闘おう」と閉会挨拶をおこない、団結ガンバローを会場全体でおこなって集会は閉会した。

 世界的な資本主義の危機の深化のなかで資本は労働者に対する攻撃を一層激化している。今こそ反転攻勢を開始しなければならない。09けんり春闘の勝利にむけ闘おう。

 
 

 

 

 

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