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 ■4・18 沖縄

  ヘリ基地反対協が辺野古の浜で集会



辺野古の浜でヘリ基地反対協が集会

 四月十八日「ボーリング調査阻止行動五年現地集会」が辺野古の浜で開かれた。主催はヘリ基地反対協で、約二百名余の労働者・市民が結集した。

 この間情勢は急速に動いている。那覇防衛局による辺野古新基地アセス準備書の提出(四月一日)、麻生政権発足後初の「普天間移設協議会」開催(八日)、そしてグアム協定承認案件の衆議院可決(十四日)という一連の流れの中で、辺野古では座り込み五周年を迎え、新基地建設阻止!の新たな総決起の場として集会はかちとられた。

 主催者を代表して発言に立った安次富浩ヘリ基地反対協代表委員は、開口一番「座り込み五年を迎えたが、命を守る会の十三年のたたかいがあって成り立っていることを忘れてはならない」と強調。今でも毎週火曜日に座り込みに参加し、本集会の最前列に陣取っているオジーオバー達との連帯を訴えた。その上に立って、グアム協定衆院強行採択への怒りを表明し、また方法書にも記載されていなかったヘリパットの存在など新基地の軍事機能を次々と追加しているアセス準備書のデタラメさを徹底的に糾弾し、新基地建設阻止へさらにたたかいを強化しようと訴えた。

 つづいて発言に立った命を守る会の嘉陽宗義さん(嘉陽のオジー)は、世論調査では基地反対が八割を超えるが地元が弱いことをお詫びする、と現地での苦闘の胸の内を率直に明かしながらも、「負けてはならないという信念がある」「アセス準備書は日本の軍事大国化の道だ」と不屈の意思を表明し、参加者から満場の拍手が湧き起こった。

 さらに集会では、沖縄平和運動センター・山城博治事務局長、沖縄統一連・新垣議長、沖縄平和市民連絡会・当山栄事務局長の主要支援三団体の代表から連帯あいさつを受けた。

 また、大西照雄反対協代表委員からアセス準備書に対する特別報告を受けた。そして、「グアム協定衆院可決抗議決議」が提案され、満場の拍手で採択された。

 集会参加者は最後に、仲村善幸反対協事務局長(名護市議)の音頭で、キャンプ・シュワブに向けガンバロー三唱で気勢をあげた。

 那覇防衛局の出したアセス準備書は徹頭徹尾反動反革命の代物だ。普天間基地にない装弾場や艦船桟橋に加え、方法書にもなかったヘリパットなどの軍事機能を追加し、さらには台風時データや複数年調査要求も無視し、それを違法不当な「事前調査」データで追認させ強行突破を策動している。知事・仲井真も「百メートル沖合移動」で政治決着を図ろうとしているのだ。辺野古新基地建設阻止闘争は新たな段階へと突入している。グアム協定糾弾!

 アセス準備書粉砕!のたたかいを全国で巻き起こそう。

 
 

 

 

 

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