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 ■8・6 東京

  
双龍労組への弾圧を許さず韓国大使館抗議行動
                 


韓国大使館抗議行動(8・6)

 八月六日、韓国大使館抗議行動が、全労協、全日建連帯労組や、市民団体、個人による呼びかけで取り組まれた。

 この取り組みは、韓国・双龍自動車平沢工場占拠闘争に対し、李明博政権が警察権力三千人を動員して殺人的弾圧を強行したことに対する抗議行動として行われた。

 双龍自動車平沢工場では、株主である中国・上海自動車によって、不当極まる大量解雇・強制退去の攻撃が行われた。双龍自動車労働者は、五月二十二日のストライキ突入以降、連日激しい攻防を続けていた。経営側は、ストライキ―工場占拠闘争でたたかう双龍自動車労働者に対し、断水・電力供給停止・武装ガードマンや警察権力を導入して、暴力的弾圧を繰り広げてきた。そのような弾圧にも屈せず、ストライキをたたかう双龍自動車労働者とそれを支える家族や支援の人々の工場内外のたたかいで七十日以上の工場占拠闘争がたたかわれた。

 八月四日、李明博政権は、三千人の警察権力を動員し、ヘリコプターで催涙液をストライキ中の労働者に浴びせかけ、ガス弾を発射するなど殺人的弾圧を強行してきた。

 香港の国際NGO、アジアモニター資料センターの呼びかけで八月六日に世界同時的に韓国大使館抗議行動が提起されていた。日本においても国際連帯行動として取り組まれたのだ。

 蒸し暑い午後一時、韓国大使館近くの公園に約五十名の労働者・市民が結集した。アジア共同行動首都圏もこの行動に結集した。全労協の中岡基明事務局長から行動の目的や方針が説明され、レイバーネットの安田幸弘さんから双龍争議の経過と現状が報告された。そして韓国大使館へと向かった。

 韓国大使館周辺は、厳重な警戒態勢がしかれている。大使館から百五十メートルも離れた交差点で抗議団全員が待機させられ、代表者五名ずつが、リレー形式で大使館に抗議するという不当な規制がかけられた。代表者が出発する前に参加者全員で「警察のストライキ弾圧を糾弾」「組合と協議せよ」などとシュプレヒコールをあげた。五名ずつが韓国大使館前に行きそれぞれが抗議の声をあげ抗議文を出した。アジア共同行動首都圏の五名も大使館前で十数分間にわたる抗議行動を展開した。「暴力的で殺人的な弾圧を即刻やめろ!」と怒りのシュプレヒコールを韓国大使館に叩きつけた。そして、用意した抗議文を読み上げ、大使館の郵便受けに投函した。全体の抗議行動は約一時間にわたるものとなり、韓国労働者―双龍自動車労働者への連帯行動がたたかいぬかれた。

 また、広島においても、8・6広島行動に結集したアジア共同行動日本連が、広島の韓国領事館抗議行動をたたかいぬいた。

 
 

 

 

 

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