共産主義者同盟(統一委員会)

 

■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームに戻る

 ■11・1 東京

 オバマ来日阻止、天皇在位20年奉祝粉砕訴え

 反戦闘争実が渋谷で集会・デモ




 十一月一日、東京・渋谷の渋谷区勤労福祉会館において「オバマ来日―日米首脳会談粉砕! アフガニスタン侵略戦争反対! 米軍再編阻止!天皇在位二十年奉祝反対! 11・1反戦行動」が反戦闘争実の主催で闘われた。屋内集会の最中、会場周辺を右翼の街宣車が徘徊し、大音響で暴言をまきちらすという妨害があったが、右翼のいっさいの介入を許さず、オバマ来日阻止、天皇在位二十年奉祝反対闘争の前段決起としてかちとられた。

 午後一時半過ぎ、司会のあいさつで集会が開始された。はじめに、原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県央共闘会議の檜鼻さんが連帯発言に立った。十月三十一日に大和市でおこなった「ピース・フェスティバル」は多くの市民が結集して成功したことを報告。そして原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀港において、原子炉周辺の修理を強行し、一トンにおよぶ放射性廃棄物を出したことを明らかにした。そもそも原子力空母の修理自体をアメリカ本国以外でやることが例外的なことであり、「沖縄と同じように日米間での密約があるのではないか」と分析。さらに、民主党政権に代わってから沖縄の基地問題と米軍再編がマスコミで取りざたされているが、米軍再編問題は沖縄だけではなく、神奈川、岩国なども焦点化しなくてはならないと提起した。

 つぎに、沖縄から駆けつけた一坪反戦地主会北部ブロックの川野純治さんの講演だ。川野さんは、一九七五年の皇太子沖縄訪問に対し、ひめゆり白銀闘争を闘ったことを振り返りながら、沖縄への差別・抑圧・支配の歴史は天皇制―国家権力―暴力をおしたてて作られてきたものであることを自らの体験を織り交ぜながら明らかにした。そして沖縄戦における強制集団死の歴史的事実を抹殺―改ざんする教科書検定意見は、日帝が国策として沖縄の差別・抑圧・支配をおこなおうとする策動に他ならないと弾劾した。さらに、普天間返還、辺野古新基地建設の問題について「沖縄の負担軽減」ではなく、負担増の計画であること。辺野古や高江など地元住民を先頭とした粘り強い闘いによって、十年たっても新基地建設がいっこうに進展しないことに勝利の確信があることを明らかにし、「安保体制をゆるがす闘いを沖縄―『本土』を貫いてかちとろう」と訴えた。

 つづいて、連帯アピールが行なわれた。はじめに、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが発言に立った。11・8沖縄で県民大会が開催されることを紹介し、沖縄現地の闘いに連帯し、同日行なわれる銀座デモと米大使館行動への決起を訴えた。

 「持たざる者」の国際連帯行動実行委員会は、不況が深刻化するなかで、外国人労働者の相談が多くなっていることを明らかにし、労働者の団結の重要性を提起した。

 日韓連帯全国ネットワークは、日・韓・米が朝鮮民主主義人民共和国への圧力をかけ続けていること、自民党政権から民主党政権に代わったが、基本的に鳩山民主党は自民とかわらず「拉致問題」をとりあげて共和国への制裁をかけていることを弾劾した。

 〈天皇即位二十年奉祝〉に異議あり!えーかげんにせーよ共同行動は、11・12の集会・デモへの結集を呼びかけた。

 カンパアピールにつづいて、集会決議を参加者全員で確認し、いよいよデモ行進だ。

 渋谷区勤労福祉会館前から宮下公園まで、意気高くデモ行進を行ない、反戦反基地・反天皇闘争への立ち上がりを沿道の労働者・市民に訴えた。


 
 

 

 

 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006-2007, Japan Communist League, All Rights Reserved.