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 ■11・7 沖縄

  
「普天間―嘉手納統合案」反対掲げ町民大会




 県民大会前日の十一月七日、「米軍普天間飛行場の嘉手納統合案に反対する町民大会」が嘉手納町のロータリー広場で開かれた。家族連れに子供から老人まで町内の主だった団体による参加で、九六年に開催したときの一千人を大きく上回り、全町民の約五分の一に当たる二千五百人が結集したのだ。

 主催した同大会実行委員会の実行委員長としてあいさつした宮城篤実町長は、「いかなる理由があろうと統合案に一切反対。粉砕しよう」と語気を強めた。

 大会では、「嘉手納町民に新たな犠牲を強いるものであり、断じて容認できない」とする決議と、①米軍普天間飛行場の嘉手納統合案絶対反対、②基地を整理縮小し、静かな夜を返せ、③嘉手納基地の機能強化と基地被害の拡大は断じて許さない、④騒音防止協定を順守し、基地負担を軽減せよ、という四つのスローガンを採択した。

 集会を終えてのデモ行進には、大会参加者ほとんど全員が行進したのではないかと思わせるほど、続々と町民が会場から打って出た。プラカードや旗を掲げ、こぶしをあげて、嘉手納統合反対の声を周辺一帯に轟かせた。

 町の面積の約83%を嘉手納基地が占め、長年にわたって日夜激しい爆音で生活環境が破壊され命を脅かされてきている住民は、いてもたってもいられない熱い思いと地元を無視した岡田克也外相の発言への怒りを爆発させた。「辺野古への移設でなかったら嘉手納統合」といった目論見に、沖縄の現実を突きつけたのだ。

 
 

 

 

 

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