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 ■11・9 三里塚

  
市東さん耕作権裁判第13回口頭弁論

 農地特定の根拠が薄弱な空港会社を徹底追及




 
十一月九日千葉地裁で、市東さんの耕作権裁判第十三回口頭弁論が開かれた。七十名が傍聴に駆けつけた。裁判に先立ち地裁前で、十二日の現闘本部裁判に関するビラまき情宣を行った。

 「仲戸川裁判長は、建物の実地検証と、旧地主の証人尋問を公開法廷で行え」と訴えた。また、現闘本部裁判において空港会社(以下、NAA)が十月二十九日に、訴状の訂正を提出した。

 結審間際のこの挙に対し反対同盟は、「訂正ではなく訴えの拡張変更である。結審せずに裁判を続け、反論の機会を与えよ」と、民事五部の書記官室へ行き、申し入れた。また、仲戸川裁判官が裁判官としてふさわしくないことから、十一月四日、国会の訴追委員会へ訴追した。

 
この日の法廷では、弁護団が、NAAが不在地主であったこと、青柳土地家屋調査士による鑑定書にもとづいて、NAAによる測量がでたらめであることを明らかにした。NAAの弁護士はこの先、証人申請も陳述書も出す予定がないと発言し、弁護団は、「あまりに不真面目だ!」と批判した。多数のヤジがあがった。

 次回口頭弁論は二月一日に開かれる。ここでは、NAAが唯一の根拠にしている、旧地主藤崎氏の手書きメモの無意味さを暴く予定である。思惑通りに進まず前回にも増して険しい表情の菅原裁判長は、今後の裁判を口頭弁論ではなく、傍聴者がいない形でやりたい、と提案したが、弁護団は言下に拒絶した。裁判が核心部分に入り、NAAも裁判長も手詰まりとなり、煮詰まってきた。

 
場所を移して、報告会が行われた。市東さんは、「裁判が進むにつれて、NAAのひどいやり方がはっきりしてきた。どんどん追及していきたい。正しいことが通らない世の中ですが、現闘本部裁判は負けるわけにはいかない。皆さんとともに闘います」と力強く宣言した。次回の法廷も多数の傍聴で勝訴を勝ちとろう。


 

 

 

 

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