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 ■1・28

  
鈴木さん、一坪共有地裁判
裁判後の報告会
 土地売買無効の根拠突きつける
 



 一月二十八日、千葉地裁で鈴木さんの一坪共有地の裁判が開かれた。六十名が傍聴に駆けつけた。裁判長は仲戸川である。仲戸川は現闘本部裁判において審理を十分尽くさないで二月二十五日に判決を出そうとしている。
 法廷に先立ち、地裁前で、仲戸川に抗議し現闘本部裁判の弁論の再開を求めるビラまき情宣が行なわれた。この日の法廷では、反対同盟弁護団の求釈明に対し原告・千葉県が、釈明の書面を提出した。反対同盟弁護団は二つの準備書面を提出した。一つは、弁護士法違反の主張である。三十一人の共有者から藤崎氏へ共有地を移転登記し、藤崎氏から千葉県へ所有権移転登記した。その際、県から藤崎氏へ金が払われた。資格がない藤崎氏が報酬を得て、土地買収を行ったことが、弁護士法に違反しており、この土地売買は無効であるというものである。もう一つは、原告・千葉県企業庁の進める土地開発計画が収束の方向に向かっており、現在、一坪共有地を強奪する必要性がないというものである。次回の口頭弁論は、四月十五日に開かれることになった。
 閉廷して立ち去ろうとする仲戸川に対して、「現闘本部裁判の弁論を再開しろ」と、弾劾の声が多数上がった。その後、反対同盟と弁護団は民事五部の書記官室で、弁論の再開と、判決に仮執行宣言を付けないことを求める申し入れ書を提出し、仲戸川への面会を求めた。仲戸川は出てこなかった。
 弁護士会館に移動し、報告会、記者会見が行われた。被告・鈴木いとさんは、「体に気をつけがんばります」と力強く発言した。記者会見では、北原鉱治事務局長が発言。新年デモで現闘本部に取り付けた横断幕がNAA(成田空港会社)により外され、小包で送りつけられたことを報告。また、反対同盟青年行動隊の幹部だった芝山町長がもう一本滑走路を作れと提案していることに対して、弾劾のビラまき情宣、辻演説を行ったことを報告。北原さんを訪ね、「町民を売ってしまう提案であまりにひどい」と言う芝山町民がいたそうだ。市東さんの畑の脇に建ててある看板を「『第三の誘導路』計画粉砕」という看板に架け替えたことを報告。まだ判決前なのに、一言の断りもなく、現闘本部の竹をきれいに刈って、運び出してしまったことを報告。「反対同盟は、二月二十五日現闘本部裁判の日に千葉中央公園で大きな集会を開きたい。そして、判決がどうであれ、闘う以外にない」と、力強く呼びかけた。
 弁護団は「二月二十五日まで、反動判決を阻止するため、申し立てなど、全力を挙げる」と発言。萩原進事務局次長は、「二月二十五日に判決を出させない闘いをしたい。現闘本部裁判では内容的には勝利している。裁判の初めから、治安法で封鎖された建物を撤去するなど無理だと主張したが、仲戸川はあいまいにして裁判を進めてきた。建物を見れば一目瞭然だから、仲戸川は見ることができない。詭弁、でっち上げでしか判決を書けない。反動判決に対して、断固闘おう」と呼びかけた。
 二月二十五日、全国の人民が結集し、反対同盟とともに闘おう。

 

 

 

 

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