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 ■4・7  東京

 けんり春闘中央総行動

 経団連前など四ヵ所で集会、国会デモを闘いぬく




 四月七日、あいにくの雨と寒さをふきとばし、けんり春闘全国実の中央総行動が闘いぬかれた。四カ所の集会と国会デモにのべで千五百名をこえる労働者が参加し終始戦闘的な行動がおこなわれた。
 午後一時三十分、日本経団連の前には、午前中の「東部総行動」をおこなった仲間をふくめて三百名の労働者が結集した。資本の中枢である日本経団連の前は組合旗の赤旗でうめつくされた。
 集会は東部労組の須田さんの司会で開始された。主催者挨拶として10けんり春闘の藤崎代表が「連合はベアなし、定昇・一時金のカットで春闘をおわらせている。だが、生活できる賃金を求める中小の闘いはこれからだ。中小の労働者の犠牲の上に二百兆円をこえる内部留保をかかえる大資本は、総額人件費のひきさげをつづけている。これを許さず闘おう。労働者派遣法の抜本改正を実現しよう。10春闘の勝利へ闘おう」と発言した。
 この後、東部労組の東部総行動の報告、郵政労働者ユニオンの3・18全国拠点ストの報告、神奈川シティユニオンの発言とパフォーマンスがおこなわれた。この後けんり春闘全国実の中岡事務局長をはじめとする要請団が送り出され、国労闘争団、東水労、全労協女性委員会と発言がつづいた。最後に日本経団連へのシュプレヒコールと団結がんばろうがおこなわれ日本経団連前の集会を終えた。
 参加した労働者は、次に日本郵政本社前に移動した。ここでの集会では中岡事務局長が主催者挨拶をおこない、神奈川シティユニオンの発言、外国人労働者の歌とパフォーマンス、郵政労働者ユニオンの発言がおこなわれた。郵政の仲間からは、JPエクスプレスの派遣労働者の雇い止めに対する闘いの報告と支援の要請がおこなわれ、希望者全員の正社員化と均等待遇をおこなえという要求が日本郵政につきつけられた。
 次に、参加者は日本郵政のとなりのビルにある首都高速会社に移動し、社前集会をおこなった。首都高速会社の前では、ハイウェイ共闘の労働者が「怒」等と書かれたムシロ旗を三十一本も掲げてならんでいる。集会は全国一般東京なんぶの平賀さんの司会でおこなわれた。主催者挨拶をけんり春闘全国実の原幹事がおこない、ハイウェイ共闘、電通合同労組、N関労、ネットワークユニオン東京が報告と決意表明をおこなった。とくに、ハイウェイ共闘の仲間は、「このような集会は五回目となる。首都高速の下請けの労働者はこの間四十パーセント賃下げの攻撃をうけている。勝利まで闘う」と決意をのべた。
 最後に団結がんばろーを全員で行い、厚生労働省前に移動した。
 厚生労働省の前での集会では、10けんり春闘の金澤幹事が主催者挨拶をおこなった。
 このあと、中央総行動に参加した神奈川県共闘、大阪全労協の仲間が報告と決意をのべた。次に、「派遣法抜本改正」にむけた報告を全国一般全国協の遠藤書記長がおこなつた。遠藤さんは「この間三年間、現場の声をあつめて闘ってきた。そして登録型派遣の禁止、製造業派遣の禁止、派遣先企業の責任の明確化、みなし雇用規定を実現することを要求してきた。だが、提出される法案は不充分で抜け道がいっぱいある。さらに抜本改正を要求して闘って行く。派遣労働の廃止、不安定雇用の廃止まで闘う」と決意をのべた。その後、厚生労働省に対して「労働者派遣法の抜本改正」等の要請文の提出がおこなわれた。
 四カ所の集会を闘った参加者は、日比谷公園に移動し、総行動のしめくくりとして国会へのデモ、要請行動をおこなった。「普天間基地撤去、日米地位協定の見直し」「労働者派遣法の抜本改正」等の要求を議面前で行い、デモを最後まで貫徹した。
 連合が資本に完全に屈服するなかで、中小・零細の労働者の「生活できる賃金」の要求をかかげた10春闘の闘いはこれからが正念場である。また、普天間基地撤去、派遣法抜本改正の闘いも決定的に重要な段階となつている。
 4・7のけんり春闘全国実の中央総行動は戦闘的に闘いぬかれた。この地平の上に10春闘勝利へ全国で闘いぬこう。
 
 

 

 

 

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