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 ■8・28  東京

  「君が代」処分等に反対し都庁包囲行動



 八月二十八日、都教委包囲ネットワーク主催で都庁包囲行動が闘われた。包囲ネットは「10・23通達」が出された〇三年以降、毎年夏に東京都教育委員会を大衆的に包囲する行動に立ち上がっている。今年は「新宿繁華街デモ・都庁第二庁舎前抗議行動」と銘打って、都庁のある新宿周辺のデモ行進と庁舎前の抗議行動を闘った。本行動にはアジア共同行動(AWC)の仲間も駆けつけ、国際主義の立場から教職員の闘いに連帯していった。
 当日は全国各地から多くの教育労働者・市民・学生が結集し、「10・23通達撤回!『君が代』処分撤回!裁判闘争に勝利しよう!業績評価・成果主義反対!主幹・主任教諭制反対!分限免職を許さない!石原都知事は直ちに辞めろ!」のスローガンを都庁に叩きつけていった。
 午後三時、新宿柏木公園に集まり、新宿の繁華街をデモ行進した。当日はうだるような暑さであったが、闘う教職員と市民・労働者は猛暑を跳ね飛ばす勢いをもってデモ行進を貫徹した。「『君が代』処分を撤回しろ!」「『10・23通達』を弾劾するぞ!」というシュプレヒコールが新宿界隈に鳴り響く。沿道から手を振り応援する人もいた。包囲ネットと全国の仲間の闘う姿と声は、道行く人々の耳目に確実に届いたのだ。
 そして都庁周辺でデモを終えた部隊は、都庁第二庁舎前に移動し抗議行動を闘った。各種裁判闘争の闘いの現場からいきいきとした報告が行われた。
 右翼ファシスト石原とその意を汲む都教委は、「10・23通達」をもって「日の丸・君が代」の強制に反対する教職員を根絶やしにしようと画策してきた。しかし、七年にわたる現場教職員の粘り強い闘いは、こうした石原の目論見を木っ端微塵に粉砕してきたのである。都庁前行動での各発言は、そうした闘う教職員の反「日の丸・君が代」の闘いの息吹を直接感じることができるものであった。
 またこの日は首都圏のみならず全国各地からの教育労働者の参加があった。宮城、石川、兵庫、大阪、三重の各府県からの発言が行われた。
 最後に「集会決議文」が提起された。
 「学校現場が厳しい状況におかれる中であっても、卒・入学式における『日の丸・君が代』の強制に屈しない教職員の闘いは続いています」「被処分者の累計は合計四百三十名にのぼっています。不起立・不伴奏者をゼロにするという二〇〇三年当時の都教委の目論見は見事に失敗しています」「私たちは、被処分者と連帯しつつ、石原都政下の都教委を糾弾し、都の教育行政の民主化を強く求め、さらに改悪教育基本法の実働化を阻止していこうではありませんか」という内容を全体の拍手で決議し、この日の行動を終えた。
 そして翌週の八月三十日、包囲ネットはこの集会決議を携え結集した全国の仲間二十名以上とともに都教委に対する直接の抗議行動を行なった。約二時間にわたり都教委を追い詰め、大衆的な抗議行動を貫徹していったのである。
 闘う教職員と連帯し、「10・23通達」弾劾!「日の丸・君が代」強制反対を闘おう!


 

 

 

 

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