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 ■8・29  大阪

  横浜APEC反対実行委員会が結成される

 関西から闘いのうねり




 八月二十九日、大阪ドーンセンターで、新日米安保共同宣言反対!沖縄辺野古新基地建設阻止!沖縄軍事植民地化を許すな!横浜APEC反対実行委員会結成集会が開催された。実行委員会は、アジア共同行動・大阪、労働者共闘、関西単一労働組合などによって構成されていた。
 集会には四十名近い仲間が集まり、アジア共同行動の仲間による司会で議事は進められた。まず、最初に、釜ヶ崎パトロールの会の仲間から、Kさん不当逮捕と本部テントへの不当なガサ入れに抗議する緊急発言が行われた。
 次に、労働者共闘の仲間が基調提起を行った。基調提起では、「戦争と貧困と飢餓、不平等を拡大するAPECに反対し、日本APEC、十一月横浜首脳会議反対闘争を闘おう」と呼びかけられ、「アジア・太平洋支配のAPECに反対する」、「各地でのAPEC反対闘争に連なり、横浜首脳会議反対闘争をたたかう」、「アジア開発銀行反対、アジア人民運動に連帯し、日本金融資本に反対する闘いをつくりだす」という各点が具体的に提起され、闘争の意義を全員で確認した。
 続いて、小倉利丸さん(富山大教員)が「APECに抗する民衆の運動と思想」をテーマとする講演を行った。小倉さんは、スライドを使って、APECの概要と経緯にふれながら、資本のグローバリゼーションの中での日本資本主義の弱点を指摘しつつ、今回の日本APECを具体的に批判した。同時に、APECに抗する民衆の抵抗力と創造力を生み出すたたかいの重要性を訴えた。講演後の質疑応答では、APECに抗する民衆のたたかいについて具体的な質疑が行われた。また、アジア開発銀行の役割やこれへの抵抗運動などをめぐって質疑応答がなされた。小倉さんのまとまったAPEC批判は、結成集会にふさわしい記念講演であった。
 その後、連帯発言、実行委参加団体発言を、アジア共同行動・京都、学生団体のあすじゃ、労働者共闘、関西単一労組のそれぞれの仲間が行った。アジア共同行動・京都の仲間からは、十一月六日、京都での財務大臣会合に反対する全関西的な闘争をつくろうという呼びかけがなされた。関西単一労組の仲間からは、黒川乳業での工場閉鎖・解雇策動が報告され、たたかう労働運動こそAPEC反対に立つという決意が発せられた。また、結成集会には、APECに反対するアイヌモシリの仲間、反戦闘争実の仲間からの連帯メッセージも寄せられた。集会後、民主党大阪本部にむかってデモ行進を行い、日本APECに反対する声を民主党大阪本部にたたきつけた。
 この日、公安は五十名近い監視体制をひき、横浜APEC反対闘争に対する重弾圧体制で臨んできていることを明らかにした。結成集会では、弾圧を許さず、横浜APEC反対闘争を前進させていくことを全員で確認した。結成された横浜APEC反対実行委員会は、十月十七日には、山形県白鷹町農産加工研究会の鈴木雄一さんを招いて、農業・農民問題で学習会を予定している。その後、十一月六日には、京都・財務大臣会合に対する反対闘争をたたかい、横浜での首脳会議反対闘争へと、大阪の地からAPEC反対のうねりをつくりあげていく。こうしたたたかいを全力で推進し、ソウルG20―横浜APECに反対するアジア太平洋地域における国際反帝共同闘争の爆発をかちとろう。



 

 

 

 

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