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 ■9・20  横浜

  反戦闘争実がAPEC反対現地闘争をたたかう



 九月二十日、「横浜APEC反対! 普天間基地撤去―辺野古新基地建設阻止! 日米新安保体制粉砕! 9・20横浜行動」が有事立法―改憲阻止 反帝国際連帯 反戦闘争実行委員会の主催でたたかわれた。
 この行動は、十一月十三日から十四日にかけてAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会合が、横浜市西区のみなとみらい地区で開催されようとしていることに対し、「日米帝国主義による新たなアジア・太平洋支配を許さない」たたかいとしてたたかわれた。
 会場のかながわ労働プラザには多くの労働者・学生・市民が結集した。午後一時半すぎ、司会の「11・13~14の横浜APEC反対の前段闘争として取り組もう」というあいさつで集会は開始された。
 はじめに、松島泰勝さん(龍谷大学教員、NPO法人ゆいまーる琉球の自治代表)による「APECと太平洋諸島・琉球弧の経済・軍事支配の実態」と題した講演だ。
 松島さんは、沖縄の人口百四十万人に対して、人口二万人のパラオ共和国(一九九四年に米国の戦略的信託統治領より独立)などが独立した具体例を「太平洋島嶼国の独立年、政体、人口」という表をもちいて説明し、沖縄が自己決定権をもって自ら独立することは可能であり根拠があることなどを説明。現在の米軍基地の存在とそれとセットの振興策こそが日米による沖縄の政治・経済・軍事的支配であることを明らかにした。同様に太平洋島嶼国に対する再植民地化攻撃が帝国主義によってかけられていることを明らかにし、「APECはアジア太平洋地域において自由主義的経済を推し進め、経済的支配権を確立しようとするだけでなく、現代の帝国による政治的、軍事的支配の強化をも目指す組織である」「それに対する民族の自己決定権に基づく抵抗も一貫して行われている。島嶼の自立・自治・独立に対して日本がどのように向き合い、支援・協力していくのかが問われている」と、日帝足下の労働者階級人民のたたかいが問われていることをつきだした。
 休憩をはさんで、連帯アピールが、沖縄の自立解放闘争に連帯し反安保を闘う連続講座、原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県央共闘会議、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、あすじゃからそれぞれ行われた。
 つづいて主催参加団体あいさつが行われた。アジア共同行動日本連共同代表の鴨井さんは、「G20、APECは帝国主義によるアジア太平洋諸国・地域人民の搾取と支配の強化に他ならない」「ソウルG20―横浜APEC反対闘争に立ち上がろう」と訴えた。
 労活評は、新自由主義政策をアジア人民に押し付けるアジア開発銀行を徹底弾劾した。
 派兵反対実は、基地反対派の候補者が圧倒的多数を獲得した名護市議選の勝利の意義を明らかにし、普天間基地撤去―辺野古新基地建設阻止、沖縄解放闘争を沖縄―「本土」を貫いてたたかう決意を明らかにした。
 つぎに、北海道の「APECに反対するアイヌモシリ連絡会」、関西の「横浜APEC反対実行委員会」から連帯アピールが寄せられていることが紹介された。
 集会の最後に、「9・20横浜行動決議文」が読み上げられ、これを参加者全員の拍手で採択した。
 いよいよデモ行進だ。かながわ労働プラザ前には、「APEC警備」の名のもとに、大量の公安私服警察が反対行動を弾圧するためにうごめいている。APEC弾圧態勢をものともせず意気高くデモは出発した。「横浜APEC反対!」「日米新安保体制粉砕!」のシュプレヒコールが横浜市内に響きわたり、沿道の市民がデモ隊を注目している。みなとみらい地区が見えると、さらに大きな声でデモ隊はシュプレヒコールをあげた。参加者は約一時間にわたるデモ行進を貫徹し、横浜APEC反対行動の第一波闘争をたたかい抜いた。



 

 

 

 

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