共産主義者同盟（統一委員会）

　■10・10　三里塚

学生たちが萩原進さんと大いに交流

　10・10全国総決起集会のあと、三里塚現地では全国から結集した学生を中心に、反対同盟事務局次長萩原進さんを迎えて交流会を開催した。
　二時間ほどの交流会であったが、団結街道廃道阻止闘争を市東さんの実力決起を先頭に勝利的に闘いぬき、空港会社の攻撃を真正面から打ち破ろうとしている反対同盟の闘いの地平や、自らの四十年におよぶ反対闘争の思い出や、闘いの中でつかみ取ってきた確信などを、若き学生に語ってくれました。集会では聞くことのできない萩原さんの話は、三里塚闘争に決起して日の浅い学生にとって、国家権力との攻防をやりぬく強靭な思想を鍛える糧となるものであった。
　交流会は最初に、簡単な自己紹介と三里塚闘争に関する感想を参加者が出し合い、それを受けて全国集会の内容を踏まえて萩原さんから話をしてもらった。団結街道の封鎖を強行し、第三誘導路の建設に踏み込んできた空港会社との闘いの展望と、勝利への確信を萩原さんは語った。それから参加者からの質問が出され、三里塚闘争を闘い始めころの思い出や農業問題など多岐にわたるテーマに議論は広がっていった。一人の農民として、東峰の地で農業と空港反対闘争を担ってきた萩原さんの苦闘の一端を知り、闘いの未来への希望を持てる話であった。
　全国集会とともに今回の萩原さんとの交流を梃子に、さらなる青年・学生の三里塚闘争への決起へとつなげていこう。