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 ■10・18  千葉

  市東さん耕作権裁判 偏向裁判官を弾劾




 十月十八日千葉地裁で、市東さんの耕作権裁判第十七回口頭弁論が開かれた。八十名が傍聴に駆けつけ、市東さんとともに闘った。この裁判は、市東さんが耕す畑の一部を空港会社(NAA)が「不法耕作」と決めつけて提訴し、明け渡しを求めたものである。反対同盟顧問弁護団は、NAAに、旧地主藤崎氏との交渉記録を出すように、繰り返し求めている。NAAの代理人は、「担当者の上西某が亡くなったので分からない」と逃げている。弁護団は、「組織として動いているのだから、必ず記録があるはずだ」と今後も追及を続ける予定である。
白石史子裁判長は、当日の法廷で反動ぶりを明らかにした。反対同盟が求める記録の公開はNAAに命じることなく、反対同盟に対し、「故市東東市さんが誤って署名した書類についての弁明をせよ」と言ってきたのだ。後の報告会で弁護士が解説してくれたが、「現実には資料を権力側が独占している。原告、被告がそれぞれ出せるものを出せ、というのは、一見公正な裁判に見えるが、権力側に付いている裁判官だ」ということだ。弁護団は白石裁判官に対し、「客観的な資料、証拠に当たり、真実を追究するのが裁判官だろ」と弾劾の声をあげた。市東さん、傍聴席も一体となり、弾劾の声をあげた。核心をついたヤジに裁判長は退廷命令も出せなかったのだ。まさに敵であるこの裁判官に対し、次回一月二十四日、さらに厳しく追及していこう。
 報告会で北原事務局長は、「10・10集会が成功裡に終わりました。お疲れさまでした。デモで迂回路を通り、遠いと感じた。人間としてひどい。道義など一切省略して空港作りをしている。九月群馬での市東さんの集会も成功した。田中正造の闘いを引き継ぎ、現代において労働者、農民の闘いをつくり出して行こう」と呼びかけた。
 萩原進事務局次長は、「裁判長をがんじがらめにする裁判闘争をやっていこう。成田年間飛行回数三十万回化合意で、森田知事がはしゃいで脇の二人の手を持ち上げていた。マスコミは、『羽田だけではハブにならないから、羽田を主軸に、成田、羽田の二つをもって一体化してハブ空港』と言っている。この意味することは、成田については敗北だということだ。森田の姿はあわれな姿だ。私は勝てると確信している」と展望を語った。
 十一月五日(金)には、東京高裁で現闘本部裁判の第二回口頭弁論が開かれる。厳しい法廷闘争が予想される。反対同盟は高裁前で正午からデモを行い、裁判に臨む。多数の結集を呼びかける。



 

 

 

 

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