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 ■2・6  東京

 都教委包囲ネットの主催で

 「日の丸・君が代」強制反対集会開かれる



 二月六日、飯田橋の東京しごとセンターにおいて、「『日の丸・君が代』強制反対! 新自由主義教育路線と対決しよう! 2・6総決起集会」が、都教委包囲ネットの主催のもと行われた。
 当日は民間右翼―排外主義者の街宣車約十台による妨害があったが、断固としてこれを跳ね返し、全国から多数の教職員と市民・労働者が結集した。
 集会は横浜における教科書採択問題の報告から始められた。改悪教育基本法のなかで、各地で教科書採択問題は熾烈な攻防が闘われている。横浜では自由社等の歴史歪曲教科書が八区にわたって採択されようとしている。「これは中田前横浜市長からの流れであり、いわば『自由主義史観』の教科書は『勤皇史観』『皇国史観』というような中身であり、到底、科学的検証に耐え得るものではありません」との批判が行われた。
 そして杉並区の和田中問題に続いて、朝鮮学校の無償化除外反対運動からの緊急アピールがなされた。
 「朝鮮学校は、残念ながら高校無償化から排除されてきました。全国の闘いに圧されて高木文部科学大臣は、『朝鮮学校の無償化実施』というところで腹を固めていたが、菅首相が延坪島の砲撃事件を理由に手続きの凍結を指示しました。明らかに外交問題として朝鮮学校を無償化の対象から除外しています。そして文部科学省は当面の手続き凍結を発表しました。私たちは二月二十六日に怒りの大集会を行います。ぜひ参加してください」。
 そして、学校現場からの報告として、都立高校の教職員がTAIMS(東京都高度情報化推進システム)と呼ばれるコンピュータネットワークシステムの報告を行った。現在、都立学校ではこのシステムの使用が義務づけられており、各教員に一台のパソコンが配備されている。週案と呼ばれる授業計画等の書類はTAIMSによって行うことが強制され、その情報は都庁にあるサーバーが一元的に管理するようになる。すなわち、全都的規模のコンピューターネットワークによっての情報管理と統制が着々と進行しつつある。
 さらに業績評価に対する闘いが報告された後に、主催者からの基調提起がなされた。
 基調提起では「日の丸・君が代」との闘いの歴史を振り返りながら、先の一月二十八日に出された「予防訴訟」不当判決を「日本の裁判官のスタンスには問題がある」と批判した。そして「非正規雇用の問題について日本の政治は対応していません。資本と権力は労働者を分断しようとしている。しかし私は、労働者には本質的にこの分断を乗り越える能力があると信じています。教育現場における正規・非正規を貫く闘いを創造していきましょう」と提起していった。
 集会は休憩を挟み、教育学者の佐々木賢氏の講演に移っていった。佐々木氏は、「教育と貧困」というテーマで講演を行い、世界的レベルにおける「格差」の拡大とそれが教育内容と社会に確実に影響を与えていることを豊富な資料をもって暴露していった。この講演に続き、「予防訴訟」原告から1・28高裁不当判決の報告がなされた。高裁判決は「君が代」強制を合憲とし、「『君が代』強制に伴う懲戒処分は憲法違反」という地裁判決の中身を真っ向から否定した判決である。原告はこれに対して怒りをもって弾劾し、改めて闘っていく決意を語った。
 これら講演と報告を受けて、被処分者から発言が行われた。今年定年のため最後の卒業式攻防を迎える渡辺厚子さんと根津公子さんからの決意表明がなされた。
 渡辺さんは発言の冒頭、「今年もしっかりと座っていきたい」と不起立の宣言を行った。「職場は厳しくなっています。私は何を残せたかというよりも、自分が闘い続けることしかないと思っています」「生徒のため、立派な教員としてではなく、自分の人生のために不起立していきたい」と決意を述べていった。
 根津さんは、「今、子どもたちは確実に『少国民』の道を歩まされていると思います」「私たち教員には『再び教え子を戦場に送るな』という言葉があります。そして私は、『本当に私たちは送らないことをしているのだろうか』と自問します」「ですから、今年も起立しません。起立できません」「この闘いを風化させず、闘いを継続していきましょう。できるだけの教員が不起立してください」と思いを語っていった。
 そして集会は、この両者の不起立宣言をうけて決議の採択を行った。
 「私たちは、いまこそ闘いの原点に立ち返り、勤評・学テ反対闘争以来の過去の闘いに学び、『日の丸・君が代』強制反対・新勤評・主幹制等を含めたあらゆる『新自由主義教育』体制に抵抗する広範な運動を広げていこうではありませんか」という決議を満場の拍手をもって採択し、今春の卒・入学式におけるビラまきを提起してこの日の闘いは終わった。
 闘う教職員と連帯し、「日の丸・君が代」強制と闘おう。「新自由主義教育路線」を許さず、今年の中学校歴史教科書採択攻防に勝利しよう!


 

 

 

 

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