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 ■4・6 東京

 けんり春闘中央総行動


 300名の労働者が決起  東電に向けてデモ行進



 四月六日、けんり春闘全国実行委員会の中央総行動が約三百名の労働者の結集で一日行動として闘いぬかれた。
 午後一時三十分すぎ、日本経団連の前は、各組合旗をもった労働者でうめられ、集会が開始された。司会が「大震災がおこり、11春闘の闘いは困難ななかにあるが、中央総行動を闘いぬこう。被災者への支援をおこないながら、けんり春闘を貫徹しよう。震災を口実にした首切り・賃金カットをゆるさず闘おう、すべての原発を廃炉にしよう」と呼びかけた。
 主催者挨拶に立った金澤代表(全労協議長)は、被災者への哀悼のことばをのべ、全労協は「東日本大震災対策本部」をたちあげ、支援をおこなっていること、東電の事故については、ただちに事故を収束させると同時に全国の原発の即時の停止を要求した。そして企業による震災を口実とした派遣切りや雇いどめ等をやめることを要求した。
 このあと全港湾の「二千名の労働者が被災地におり、五名の組合員の仲間が亡くなった。雇用の確保のために闘う」といった発言をはじめとして、全石油昭和シェル、全統一が決意をのべた。このあと日本経団連に対して要請書の提出をおこなったが、あろうことか日本経団連は受け取りを拒否するという暴挙をおこなった。あつまった二百名の労働者は怒りにみちた抗議をおこなった。集会は続行され、全造船関東地協、東水労、郵政ユニオン、東部総行動、東京全労協が決意をのべた。最後に日本経団連に対して「内部留保を被災者にまわせ」「震災を口実とした首切りを許さない」というシュプレヒコールを怒りにみちた声で日本経団連にたたきつけ、次の行動に移った。
 次に、日本郵政、首都高速の社前での集会がおこなわれた。日本郵政前の集会では郵政ユニオンが「経営の失敗による赤字を非正規の労働者におしつけ雇い止めをおこなっている。一万五千名の署名をあつめた。民営化の見直しをふくめて要求していく」と決意をのべた。全国一般東京南部、N関労が発言した。首都高速の前ではハイウェイ共闘の仲間が参加し、集会がおこなわれた。けんり春闘全国実の発言のあと、ハイウェイ共闘の発言がおこなわれ「料金所の労働者には、民営化後実に50%の賃下げがおこなわれた。文字どおりワーキングプアの状態だ。生活できる賃金を要求して大幅賃上げを獲得するために闘う」と決意をのべた。東京労組の発言のあとシュプレヒコールを首都高速会社にたたきつけた。
 つぎに、厚生労働省の前で集会がおこなわれた。主催者として全港湾が発言し、「震災によって中小の倒産解雇が拡大している。失業の一層の拡大が進行している。具体的な失業対策を要求する。計画停電による休業補償を労働者に行わなくても良いとした厚生労働省通達を撤回せよ。大幅な賃上げを要求する。そして派遣法の抜本改正を実現する」とのべた。そしてこの内容の要請文を厚生労働省に提出した。
 このあと由倉労組、ネットワークユニオン東京、埼京ユニオンが発言し、霞ヶ関にとどろくシュプレにコールをおこなって集会をおえた。
 そして午後五時、日比谷公園に結集した三百名の労働者はデモに出発した。例年は国会請願をおこなっていたが、今年は情勢をうけて、霞ヶ関から東京電力本社にむけたデモがおこなわれた。
 とりわけ東京電力本社の前では、機動隊の輸送車がならべられているなかで、「東電は責任をとれ。すべての原発をとめろ」のシュプレヒコールが何度も東電にたたきつけられた。
 日比谷公園でデモをおえた労働者は、中央総行動の成功を確認すると同時に、被災した労働者の仲間ととともに11けんり春闘を最後まで闘いぬくこと、被災による労働者への解雇等の攻撃を一切ゆるさないことを確認した。中小の闘いはこれからが本番である。11けんり春闘の勝利へ最後まで闘おう。


 

 

 

 

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