共産主義者同盟(統一委員会)

 

■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームに戻る

 ■4・16  大阪

 原発いらん!関西行動に3500人




 四月十六日、大阪市内で「原発いらん!関西行動 集まろう!中之島 歩こう!御堂筋」と銘打った反原発集会・デモが行なわれた。この日の行動を呼びかけたのは、「ストップ・ザ・もんじゅ」など関西を中心にした反原発の八団体。市役所近くの中之島公園で開かれた集会、その後の御堂筋デモには三千五百人の市民が参加した。4・16行動は、このかんの関西での反原発行動としては最大規模のものとなった。 
 「ストップ・ザ・もんじゅ」の司会で始まった集会では、最初に、京大原子炉実験所・元講師の小林圭二さんが発言に立った。「絵に描いたような最悪の原発震災が起きてしまった。東電は自分たちの利益を守るという対応だけをしてきた。予断を許さない日がつづいているが、いっしょになって大きな声をあげよう」。
つづいて、呼びかけ団体を中心に発言が行なわれた。登壇したのは「奈良脱原発ネットワーク」「美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会」「グリーン・アクション」「原発を知る滋賀連絡会」「チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西」。各発言者からは、今回の福島原発事故に対する政府・電力会社・行政の無責任・不誠実な対応は許せないという批判が相次いだ。また「福井の市民とともに関西電力の原発を止めよう」「海外の人たちとの連携を強めていこう」との声もあがった。
 このほか、集会では「台湾環境保護連盟」の元会長が発言し、次のように述べて参加者からひときわ大きな注目を集めた。「今回の日本の事故を見て、台湾の人たちはとても緊張している。台湾で新しくつくられようとしている原発は、福島と同じ日立と東芝から導入したものだ。世界中で原発をやめさせねばならない」。
 集会中にも市民がどんどん参加してくる。うららかな春の川沿いの公園は参加者でいっぱいになった。公園近くの橋の上からもたくさんの人たちが集会を見ている。最後に参加者全員で力強くシュプレヒコールを響き渡らせたあと、難波までのデモが開始された。御堂筋を南下する長蛇のデモは、道行く市民に「原発なくせ!」とにぎやかに訴えた。歩道から拍手を送ってくる人、デモに飛び込んでくる人たちも多くいた。途中、ファシスト在特会が日の丸をかざしながらデモに罵声を浴びせかけてきた。かれらの行動はデモ参加者から強い反感を呼び、一蹴された。
 この日の集会・デモは、予想を上回る結集のもとで大きな成功をおさめた。関西でも、反原発の大きなうねりが確実に始まろうとしている。



 

 

 

 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006-2007, Japan Communist League, All Rights Reserved.