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 ■4・18 千葉

 市東さん耕作権裁判

 藤崎証言でNAAと白石裁判長を追い詰める




 四月十八日千葉地裁で、市東さんの耕作権裁判第十九回口頭弁論が開かれた。七十名が傍聴に駆けつけた。
 原告・空港会社(以下NAA)は、地主・藤崎政吉氏と小作人・故市東東市さんの間で交わされたとする「同意書」「境界確認書」を唯一の根拠として、開拓九十年の畑を強奪しようとしている。しかし「同意書」「境界確認書」に添付された「地積測量図」では、市東孝雄さんが耕作したことのない土地(四十一番地九)が、耕作地と書かれている。市東さんは、でたらめな証拠による不当提訴だと訴えている。同盟弁護団も、NAAが保管している交渉記録を開示するよう、何度も求釈明を行っている。NAAは釈明する必要がないと言い、全く不誠実な態度に終始している。
 反対同盟弁護団は、さる一月藤崎氏と面談し、市東さんの耕作地がどこだったかや、問題の文書の作成経緯について聞き取りを行った。この日の法廷で、そのテープとテープを起こした書面を証拠として提出した。藤崎氏の話では、「地積測量図の署名は自分の字ではない」「測量に立ち会ったことはない」「自分がこの地積測量図を作ったことはない」ということである。
 国策に身も心も奪われた白石裁判長は、NAAとともに追い詰められた。NAAに対して釈明を促すポーズくらいしてしかるべきだが、そんなそぶりは全く見せず、同盟弁護団に対して求釈明の書面を一カ月半以内に出すことを求めた。この反動あらわな訴訟指揮に対して、傍聴席からも弾劾の嵐が巻き起こった。裁判長は「進行協議をしたい」と持ちかけたが、同盟弁護団は「口頭弁論で」とはねつけた。次回は六月二十七日の予定である。全く裁判と言えない裁判である。NAAは取り下げるべきだ。
 場所を移動して報告会が行われた。
 市東さんは「NAAの代理人の返答のひどさはいつもどおりだが、白石裁判長の、我々をにらみつけたやり方は何なんだ。次回も弾劾していこう」と発言した。
 弁護団は、「裁判迅速化で、二年をめどに判決とされているが、この裁判は足かけ六年になる。裁判長はあせっている」と話した。
 北原さんは「藤崎氏を証人として呼びたい。こういう全くのデッチ上げの裁判を我々の方が裁かないといけない。三里塚の闘いが正義であることを認めることが国策には合わない。裁判として行われていることが全く許せない。裁判長は現地調査をやるべきだ。徹底的に追及していこう。原発事故による放射能の大量放出が続いている。原発も空港も廃止しよう」と呼びかけた。
 萩原さんは「五月二十日の高裁現闘本部裁判は、裁判長への忌避申し立て中だ。しかし仮執行宣言つき判決の強行に備え、闘いを準備しよう」と呼びかけた。反対同盟とともに営農破壊の裁判を打ち破ろう。


 

 

 

 

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