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   ■6・22 沖縄

 「三里塚の今を考える沖縄集会」かちとる

 沖縄―三里塚―福島を結ぶ「国策」粉砕の闘い訴える



 
 六月二十二日、那覇市船員会館にて「三里塚の今を考える沖縄集会」がかちとられた。三里塚芝山連合空港反対同盟と市東さんの農地を守る沖縄の会の共催である。三里塚闘争との連帯を訴える反帝派反戦派の歴史的な集会には、定刻前から労働者・市民約八十名余が続々と結集し、熱気があふれる集会となった。
 冒頭、沖縄の会の金城実共同代表が主催者代表あいさつに立った。金城代表は、三里塚闘争は昔のことではない、今国家権力と真っ向から闘い抜いている最前線である。四十五年の闘いの地平を再度沖縄の地で確認し、沖縄の反戦反基地闘争の質的転換をかちとろう、と訴えた。
 続いて、弾圧に抗しながら断固として営農を展開している市東孝雄さんの姿を撮ったDVDが上映され、三里塚の今を垣間見ることができた。
 さあ、反対同盟の登壇だ。今回反対同盟は萩原進事務局次長を団長に、市東孝雄さん、鈴木謙太郎さん、萩原富夫さん、伊藤信晴さん、太郎良なおみさんの六名が参加した。
 萩原事務局次長は、5・20現闘本部控訴審判決における不当判決を弾劾するとともに、大量の不当逮捕という弾圧でしか展望を見出せない国家権力の脆弱性を指摘し、「三里塚の闘いがおし上げてきた勝利的地平を確認しよう」と訴えた。同時に、沖縄に軍事基地を強制してきた「本土」における闘いの不十分さを総括し、三里塚が沖縄闘争の旗振り役となることを宣言した。そして、「国策」と対決する沖縄・三里塚と福島を貫く闘いを構築しようと力強く訴えた。
 また市東孝雄さんは、「一昨年沖縄の会結成、昨年4・25県民大会に続く三回目の訪沖となったが、確実に沖縄との距離の近さを実感している。私は普通の生活・普通の農業をしたい、そのために空港反対を闘いぬいている」ときっぱりと断言し、団結して闘おうと檄を飛ばした。
 反対同盟各氏の決意を受けて、福島原発被災者の二人の農民からのメッセージが紹介された。福島原発事故糾弾!原発はただちに廃炉にせよ!被災者の怒りを共有した。
 沖縄からは辺野古と高江の闘い、また、一坪反戦地主会北部ブロック農業者部会、普天間基地爆音訴訟の闘いの現状が報告された。また、平和市民連絡会の仲間から、翌日の「慰霊の日」式典への菅首相参加抗議行動への呼びかけがなされた。
 集会は最後に、安次富浩共同代表からの、「本集会を機に新たな沖縄の闘いを創造していこう」との力強いまとめで締めくくられた。


 

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