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   ■6・26 福島

 1000余名が反原発の怒りの決起


 
 六月二十六日、厚い灰色の雲から雨が落ちる福島県庁前広場。「グッバイ!原発 全国集会」が行われた。約千名の参加者の多くがマスクをつけ、被曝対策をとっていた。ホットスポットに覆われた放射線量の高い福島を象徴する情景だ。
 集会では、文科省へ子ども被曝線量問題で抗議に行ったお母さんたちの発言、住民のほとんどが避難した飯舘村住民のメッセージ、浪江町で酪農を営む人からふたたび復活したいとの訴え、また同日の京都のグッバイ原発集会からの連帯アピールも紹介された。 参加者からのリレーアピールでは、伊達市七曲の人、郡山の住民と市議、福島市住民、東京からの参加者も何人か発言。南相馬市の市長からも連帯アピールが寄せられた。  最後に、集会宣言が主催者から読み上げられた。放射能汚染が止まらない絶望的状況、愛する郷土と住民の生活・命が奪われている現実、これらへの怨恨と怒りが噴出した。国、東電、そして原発設置を容認した福島県庁を徹底的に糾弾する声があがる。郷土の復活、生活の再構築、避難者がまた皆といっしょに元の場所で暮らせる日、子どもたちをまもろう等が呼びかけられた。放射能汚染の重い暗闇におしつぶされそうになりながらも、将来の希望にむけて懸命な訴えが行なわれた集会だった。
 この福島現地の闘いは、これを機会に継続される。その後、原発いらない!パレードは雨の中を決行された。「原発いらない!こどもをまもろう!おとなもまもろう!」の叫びは二時間、福島市街地に響き渡った。


 

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