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   ■7・23 大阪

 岩国基地大強化反対訴え 関西連帯集会開く

 
 

 七月二十三日(土)午後六時三十分からエル・おおさかにおいて、「岩国基地大強化反対!愛宕山に米軍住宅はいらない!7・23関西連帯集会」が約百二十人の結集で開催された。この集会は、アジア共同行動日本連絡会議と岩国・労働者反戦交流集会実行委員会の共催、しないさせない戦争協力関西ネットワークの協賛で開催されたもので、今回で三回目となる。二〇〇九年の第一回目と二〇一〇年の第二回目は、愛宕山を守る会代表世話人の岡村寛さんを招いて開催され、今回は岩国市議会議員の田村順玄さんを招いて開催された。
 集会は、ユニオンぼちぼち(関西非正規等労働組合)委員長の南守さんの司会で開始された。主催者あいさつの最初に、岩国・労働者反戦交流集会実行委員会を代表して、全日建連帯労組近畿地本委員長の垣沼陽輔さんが発言を行なった。垣沼さんは、この日の夕方に11岩国・労働者反戦交流集会実行委員会の結成会議を行ったことをまず報告した。そして、3・11大震災に目をむけている間に、米軍による「トモダチ作戦」の実行、普天間基地へのオスプレイ配備の表明、岩国基地の大強化・米軍住宅建設、鹿児島県・馬毛島への米艦載機離着陸訓練施設の建設など、日米安保の強化が進んできた、岩国住民のたたかいに連帯し、日米安保の強化と対決していこうと訴えた。続いて、アジア共同行動日本連絡会議を代表して、共同代表の白松哲夫さんが発言を行なった。白松さんは、関西には一九五〇年代に吹田闘争などの戦闘的闘いの経験があったことに触れ、これら先輩たちの闘いをひきついで闘うとまず決意を述べた。そして、米帝・日帝の攻撃が「日本がんばれ」を前面におしだして進められているなかで、国家観を持たなければ排外主義に勝てないこと、人民の団結を破壊しようとする弾圧や思想的・文化的攻撃と対決していかねばならないことを提起した。白松さんは、このような中でアジア共同行動が朝鮮やアジア各国・地域の人民との連帯、国際共同闘争を推進してきたことを紹介し、岩国・労働者反戦交流集会実行委員会とともに闘う決意を表明した。
 引きつづいて、岩国基地をめぐる最新の状況をまとめ、田村順玄さんの日々の取り組みを紹介する映像が上映された。これを受けて、田村順玄さんの講演が行われた。田村さんは、滑走路の沖合移設から一年を迎える岩国の状況、破綻しつつある米軍再編の全国的状況と馬毛島への米艦載機離発着訓練の移設の動き、愛宕山米軍住宅建設をめぐる状況などについて克明に報告した。そのなかで、田村さん自身が七月には鹿児島県・西之表市など三カ所で講演を行い、岩国住民の闘いと馬毛島をめぐる闘いの交流、連携が開始されてきたことも紹介した。そして、岩国基地大強化・愛宕山米軍住宅建設を絶対に阻止するという決意を表明し、毎月一日・十一日・二十一日に開催されてきた「愛宕山見守りの集い」が八月二十一日に開始から一年を迎えること、ぜひここに参加してほしいと呼びかけた。詳しくは、この集会で配布された講演レジメを参照されたい。
 講演をめぐる質疑のあと、辺野古大阪行動から陣内恒治さんがアピールを行った。陣内さんは、辺野古の浜での座り込みが二千六百五日に達したこと、稲嶺名護市長の誕生後、名護市への十七億円の交付金がカットされたことなどを報告し、沖縄・岩国の闘いを結合させて米軍再編と対決していくことを呼びかけた。そして、集会の最後に全港湾大阪支部委員長の大野進さんが、集会のまとめと十一月二十六日・二十七日の二〇一一岩国行動への総結集を提起した。
 この関西連帯集会は、岩国の闘いと関西の闘いを結びつけ、岩国連帯を関西においておし広げていくために、大きな役割をはたしてきた。集会には、アジア共同行動や岩国・労働者反戦交流集会実行委員会に参加する諸労組・団体だけではなく、多くの闘う仲間が参加した。関西では、六月・七月の時期の岩国連帯関西集会に参加し、秋の岩国現地での集会に結集していくことが広く定着してきた。この7・23関西連帯集会を通して、十一月の二〇一一岩国行動に向かう流れが大きくつくりだされた。われわれは、このようなアジア共同行動日本連と岩国・労働者反戦交流集会実行委員会の闘いを断固として支持し、その発展のために奮闘していく決意である。



 

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