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     10・9 三里塚

 
全国集会に1045人が大結集 反対同盟先頭に農地守り抜く決意

 反原発、沖縄連帯、TPP反対訴える





 十月九日、東峰の反対同盟員・萩原進さんの畑において、「第三誘導路粉砕・市東さんの農地を守ろう! フクシマ連帯・原発再稼動を許すな! TPP(環太平洋経済連携協定)反対! 軍事空港建設粉砕・改憲阻止! 10・9全国総決起集会」が三里塚芝山連合空港反対同盟の主催で闘われた。
 晴れ渡る青空のもと、集会場には全国から千四十五人の労働者・学生・市民が続々と結集した。
 本集会にさきだって、二期阻止全国共闘による前段独自集会がかちとられた。日本反帝戦線、行動隊、二期阻止全国共闘、首都圏労共闘、山口、関西、首都圏の学生それぞれが、闘いの報告と三里塚闘争に向けた決意を表明し、本集会へと臨んだ。

 ●反対同盟、意気高く決意表明

 正午すぎ、司会の萩原富夫さんと宮本麻子さんのあいさつで集会が開始された。
 開会宣言を反対同盟の森田恒一さんがおこない、主催者あいさつに北原鉱治事務局長が立った。北原さんは空港会社の現闘本部破壊を弾劾し、「この社会がどうなっているのか、はっきりと見定め、この社会を変える大きな展望をもって闘おう」と檄を飛ばした。
 つづいて、萩原進事務局次長が壇上に立ち、基調報告を行なった。萩原さんは、東北住民との連帯を求めて反原発闘争を闘う、市東さんの農地を守り抜く、TPP絶対反対の三点にわたって基調を提起した。
 「農民は土地を持って、あるいは牛や豚・果樹を背負って他に行くことはできない。その地に生きて育った牛や豚や鶏が、死んだり、共食いしたりする。それを見る農民がどういう心境になるのか。それが、自分で作った原因ではなくて、作られた原因の下で強制されるということを、我々は同じ農民として許すことはできない。そして、ヒロシマ・ナガサキを原点に核を捉え返さなければならない。痛恨の歴史が続いてきたが、今度こそ許してはならない。責任をとらせる闘いを作っていかねばならない。
 野田内閣は大反動の政策を打ってくるだろう。原発については再稼動し、海外へ輸出していく。沖縄では、日米合意を口実に基地建設をおし進める。そしてTPPだ。表面に出ているのは『農業がつぶれる』ということだが、労働、医療、貿易をはじめ、今までの経済体系をひっくり返すような攻撃だ。
 三里塚では、農地強奪攻撃が市東さんにかけられている。しかし、本人は意気軒昂と闘いぬくことを宣言している。これが反原発や反戦を闘う労働者へのエールとなっている。その中で、5・20弾圧と現闘本部破壊があったが、これはありえることだと考えて闘ってきた。かつて鉄塔取り壊しに対して同じように闘ってきたように、われわれは屈しない。こうしてみると、われわれがヘゲモニーを握っていることは明確だ。
 反原発に六万人があつまった。大きなうねりが起きている今こそ、人民の渦のなかへ入っていこう。反対同盟はその先頭に立って、大きな旗振り役を担っていく。闘いの歓びを共有しながら、怒りを闘いに転化して、団結して闘っていこう」。
 以上の萩原さんからの基調提起をうけて、会場の参加者は万雷の拍手でこれを確認した。
 つづいて特別報告では、動労千葉と関西住民、さらに市東さんの農地を守る会として沖縄から駆けつけた豊見山雅裕さん、川野純治さんが発言した。
 まず豊見山さんは「三里塚闘争というのは、私たちにとって熱い思いをかき立てる闘いだ。今年の6・23に反対同盟が沖縄に来て、私たちと共に大衆集会を行い、デモをした。」と、この間の取り組みを報告し、今後も反対同盟と共に闘っていく決意を明らかにした。川野さんは「野田とオバマの合意ができたと言うが、沖縄人民の意思を無視した合意など何の意味もない。三里塚闘争を通じて、原則を貫いて闘っていくことを学んできた。沖縄での原則は、普天間基地無条件撤去だ。新たな新基地建設を絶対に許さず闘い抜く。」と表明した。
 福島農民が壇上に立ち、政府・東電の責任を追及すると同時に、放射能汚染をとめられなかったことの苦しみを語った。そして、福島の農地を自分たちの主導の下で再生させる決意を明らかにした。
 鈴木謙太郎さんが北総農民とともに登壇し、被災地農民の怒りを受けとめ、それを踏みにじるTPP推進を弾劾し、TPP参加と原発再稼動を許さず闘っていこうとを呼びかけた。
 市東孝雄さんを先頭に、市東さんの農地取り上げに反対する会の人たちが壇上にあがった。市東さんは、次のように決意を明らかにした。「農民としての喜びは、自分が育てた野菜を喜んで食べてもらえることにある。福島の農民はそれを奪われた。この福島の人々の怒りと悲しみを、わが身において闘うことを誓う。
 三里塚では、農地強奪の圧力が強まり、工事が進んでいる。裁判では、事実を明らかにしない訴訟指揮が行われている。原発でもヘリパッドでも、農地強奪でも、国策としてやられている。農地を守りぬく正義は自分たちにあるし、その正義を貫くことが福島や沖縄の人々に応えることだと確信している。今までと同じように自然体で闘っていく」。
 反対同盟顧問弁護団は、現闘本部破壊を弾劾し、反対同盟の立会いすら認めなかった不当な実態を明らかにした。そして六件の裁判闘争を反対同盟と共に闘いぬく決意を表明した。
 婦人行動隊の鈴木加代子さんがカンパアピールを行ない、住民団体・共闘団体の決意表明へとつづく。共産同(統一委員会)の決意表明に日本反帝戦線の同志が壇上に立った。同志は①現闘本部破壊を弾劾し、第三誘導路建設を許さず、市東さんの農地を守り抜く、②日米軍事同盟を許さず、辺野古新基地建設を阻止する、③核兵器開発と結びついた原発の再稼動を許さず、即時停止―廃炉をかちとる、④国際共同闘争を推進し、十一月岩国の現地闘争に決起していくという方針を力強く打ち出した。

 ●第三誘導路粉砕掲げ「用地内」をデモ

 集会宣言を野平聰一さん、スローガンを太郎良陽一さんが読み上げ、会場の参加者は拍手でこれらを確認した。最後に、「用地内」一帯に響き渡るガンバロー三唱で集会を締めくくり、さあデモ行進だ。
 反対同盟の宣伝カーを先頭に、市東さんの農地へ向けてデモ行進に出発する。デモコースは、会場から東峰地区を通り、天神峰の市東さん宅前から迂回路を経て市東さんの耕作地までだ。市東さん宅に差し掛かると、第三誘道路建設に使用されている大型重機がフェンス越しに見える。二期阻止全国共闘と統一委員会のデモ隊列は空港会社による生活・営農破壊の悪行に腹の底からの怒りを込めてシュプレヒコールをあげ、第三誘導路建設を弾劾し、反対同盟とともに勝利まで闘い抜く決意を打ち固めた。



 

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