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     2・3 東京

  12けんり春闘全国実会が発足  10の目標を掲げ行動を提起




 二月三日交通ビルで午後六時三十分から12けんり春闘発足総会・学習集会が開催された。まず12けんり春闘全国実行委員会の発足総会が開催された。代表挨拶を金澤さん(全労協議長)がおこない、「資本主義世界体制の危機のなかで、野田政権は消費税増税等の策動を強めている。生活を守り、政治的課題も闘う12けんり春闘を闘おう」と発言した。
 つぎに中岡さん(全労協事務局長)から議案の提起がおこなわれた。中岡さんはまず、「私たちは労働者・市民が安心して生活でき、人らしく働くことができる社会を実現するために闘っていく」と12けんり春闘の目的を明確にし、次に闘いの目標として①東日本大震災復興に連帯しよう、②原発の再稼働・輸出阻止、廃炉と再生可能なエネルギーへ転換をもとめていく、③新自由主義への回帰を拒否し、貧困・格差社会に反対して、生活できる大幅賃上げの獲得に全力で取り組む、④橋下・維新の会の労働者・労組への攻撃を許さない、⑤最低賃金の大幅引き上げと公契約法の制定を実現する、⑥非正規労働者、女性労働者、移住労働者の均等待遇実現、⑦長時間労働の規制、過労死、過密労働による精神疾患、サービス残業の撲滅、⑧放射能被曝から労働者を守る、⑨労働者派遣法抜本改正の実現。有期労働契約規制法制、高齢者安定雇用法改正を実効あるものにする闘い。パート労働法の見直し、均等待遇を実効あるものに、⑩消費税引き上げに反対し、TPP参加による日本社会の破壊を許さない。沖縄・普天間基地即時返還と辺野古新基地建設阻止。武器輸出三原則緩和糾弾。憲法審査会の始動ストップ、という十の目標をあげた。つぎに全国実行委の体制を、共同代表として金澤(全労協)さん、伊藤(全港湾)さん、宇佐見(全造船関東地協)さん、田宮(民間中小労組懇)さん、垣沼(大阪ユニオンネット)さんの五人、事務局長に中岡(全労協)さんをを中心として構成すること。スケジュールとして四月四日の中央総行動決起集会・デモを中心として三波にわたる行動が提起された。
 この議案提起を参加者全体の拍手で確認し、12けんり春闘が発足した。その後、特別報告として垣沼さんから「ハシズムとの闘い」として橋下・維新の会の労働者・労組への攻撃と闘うことが提起された。
 その後、学習集会にうつり、大野和興さん(TPPに反対する人々の運動・農業ジャーナリスト)が「TPP参加は日本社会を破壊する」という講演をおこなった。最後に渡辺さん(全国一般全国協)がまとめをおこない、団結ガンバローをもって集会は終わった。
 いよいよ、12春闘の具体的な闘いが開始された。危機を深めるなかで、労働者からの搾取と収奪の攻撃をつよめる野田政権、日本経団連・独占資本と総対決し、労働運動の階級的前進をかけて、12春闘勝利へ闘いぬこう。



 

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