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     2・27 沖縄

  野田の沖縄蹂りんに抗議の嵐

 「怒」のレッドカード突きつける






 日帝―野田が就任後初の沖縄上陸を強行した。二月二十七日朝七時半より「基地の県内移設に反対する県民会議」の呼びかけで、「野田首相来県への抗議行動」が取り組まれた。月曜日の早朝にもかかわらず、事前集会の会場である県民ひろばには怒りに燃えた沖縄人民大衆が続々と結集してくる。
 事前集会は怒りのシュプレヒコールから始まった。「県」庁一帯に響き渡る声に出勤途中の労働者・市民も大注目。声援の声が交わされる。集会では呼びかけ人を代表して、崎山嗣幸沖縄平和運動センター議長が、「米軍再編は破たんした。辺野古への新基地建設押しつけを断じて許さない。同時に新たな『普天間固定化』での脅迫を粉砕しよう。野田政権に怒りをぶっつけよう。与那国・宮古への自衛隊配備も許さず、断固闘いぬこう」と檄を発した。
 集会では平和市民連絡会、統一連、社大・社民・共産の各政党代表も決意を表明し、熱気あふれる事前集会を閉じ、「県」庁東口へ移動した。参加者は続々と増え、東口周辺は「怒」のレッドカードで埋め尽くされた。その数五百名余。歩道は抗議団で埋め尽くされた。シュプレヒコールは途切れなく続けられる。八時三十分頃、仰々しく警備車列を連ねて「県」庁への潜入をはかった野田の車列には怒りが大爆発。「帰れ」コールが怒涛のように響き渡った。
 なお、「辺野古移設実現」「日米安保賛成」の排外主義的宣伝を行うファシスト宗派集団「幸福実現党」や「日の丸」をかかげた右翼が数名登場し反革命介入・敵対を試みたが、沖縄人民大衆の怒りの前にすごすごと退散し、「県」議会棟入口で細々と野田を「歓迎」する有様だった。
 野田と仲井真「県」知事との会談では、野田は昨年の田中聡前沖縄防衛局長の沖縄差別・女性差別暴言を「謝罪」したものの、年末の環境影響評価書強行提出、真部朗沖縄防衛局長の選挙介入「講話」問題には一切触れず、「辺野古崎への移設が唯一有効な方法」「海兵隊が沖縄に駐留し抑止力を維持しなければならない」と、沖縄の総意をあくまで無視し、辺野古新基地押しつけを正当化したのである。つづく高嶺「県」議会議長・玉城副議長との会談では、「県」議会全会一致の決議書をつきつけ、「辺野古は机上論」と徹底的な糾弾がなされた。
 野田は今回、摩文仁の平和の礎やひめゆりの塔、旧海軍司令部壕などを蹂躙。嘉手納基地やキャンプ・シュワブなどの米軍基地をヘリからアリバイ的に見ただけで、辺野古の浜ではヘリ基地反対協などが怒りの声をあげた。
 野田は五月の「復帰四十周年記念式典」でも新たな蹂躙を策動している。断じて許さない。5・15沖縄解放闘争の大爆発で木端微塵にその野望を打ち砕こう。

 稲嶺名護市長訪米報告会開催される
 なお、当日夕方、「稲嶺進名護市長・訪米報告会」が名護市民会館大ホール満員の市民を結集して開催された。稲嶺市長は報告冒頭「『沖縄の理解を得る』といいながら名護には来ない」「嘉手納以北にバリアーがあるから」と野田を皮肉り、かたくなに日米合意を強引に推し進める日帝―野田政権を糾弾した。そして「地元の市長が直接声を届けた」ことの意義と成果を報告し、「辺野古の海にも陸にも基地は造らせない」決意を改めて表明し、名護市民・沖縄人民の闘いを鼓舞したのだ。



 

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