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     4・16 大阪

  米比合同軍事演習「バリカタン」反対

 
フィリピンはじめ各国で同時行動 AWCも大阪領事館へ抗議





 四月十六日から約二週間の日程で、米比合同軍事演習「バリカタン」が開始された。フィリピンBAYANはこれに反対する民衆キャラバンを組織するとともに、各国の民衆団体に同時行動を訴えてきた。この呼びかけに応えるものとして、四月十六日午後三時から、AWC日本連の呼びかけで、大阪のアメリカ領事館に対する抗議行動が取り組まれた。
 今年のバリカタン演習は、その演習地にスプラトリー(南沙)諸島に近いパラワン島を含むなど、中国への牽制・対抗をむき出しにして展開されている。参加者はアジアの軍事緊張を煽るこのような軍事演習を弾劾し、同時に、そのような演習への自衛隊の参加を批判した。
 参加者はまた、進行中の米韓合同軍事演習を徹底弾劾した。日米や韓国の政府は、朝鮮民主主義人民共和国(以下、共和国)による人工衛星打ち上げを長距離弾道ミサイルの発射実験だと決めつけて「北朝鮮脅威論」を煽り立てきたが、その陰で共和国への侵略戦争を想定した大規模演習が展開されているのだ。
 参加者はまた、辺野古新基地建設策動や高江ヘリパッド建設策動、岩国基地へのオスプレイ配備や海兵隊移駐策動、日米軍事一体化の推進など、米軍再編「見直し」の名で進められようとしている在沖・在日米軍基地と日米軍事同盟の強化を批判した。
 それぞれの参加者からのアピールの後、最後にオバマ大統領あての抗議文を確認して、この日の取り組みは終了した。今年一月の米国・オバマ政権による「新軍事戦略」の発表と並行して、アジア太平洋各地で米軍展開と米軍配置の増強が画策されている。また、韓国・済州島では米軍が使用するための海軍基地建設が暴力的に強行されている。沖縄―岩国―神奈川などの現地住民、フィリピン、韓国をはじめとしたアジア太平洋地域の民衆と連帯して、このような動きに対する共同の反撃をつくりだしていこう。



 

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