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     5・1 東京

   第83回日比谷メーデー

   8000人の結集で闘い抜かれる





 五月一日午前九時五十分から、第八十三回日比谷メーデーが開催され、八千名の労働者の参加で成功を勝ち取った。会場の日比谷野外音楽堂には各労組の旗を先頭に続々とメーデー参加者が、ゴールデン・ウィークのなかの平日という条件のなかで集まってくる。そして定刻に、「働く者の団結で生活と権利、平和と民主主義を守ろう」「東日本大震災の被災者の救援・復興にともに連帯し全力をあげよう」「すべての原発を即時停止し廃炉へ、原発依存のエネルギー政策の転換を」をメインスローガンとする、第八十三回日比谷メーデーが開始された。
 田宮中小民間労組懇代表の開会宣言の後、東京清掃の大和田さんと昭和シェル労組の柚木さんが議長団に選出された。そして大震災の被害者への黙祷を全参加者でおこなった。
 主催者挨拶を鎌田国労東京委員長がおこない、「原発の再稼働の策動が強まっている。すべての原発がとまる5・5の闘いに結集しよう。労働者の状況は、完全失業率4・6%と高く、非正規労働者の割合は35・2%に拡大し、年収二百万円以下の労働者が千百万人にもおよんでいるというひどい状態になっている。労働者の生活と権利のために闘おう。TPPや消費税増税に反対し、公務員制度の改悪と闘おう。JALの争議を闘おう。辺野古新基地建設や武器輸出三原則の解体に反対しよう。そして強まる改憲策動と闘おう」と発言した。このあと連帯挨拶を武藤都労連委員長、来賓挨拶がおこなわれた。
 メッセージの披露として韓国民主労総、中之島メーデー実行委員会、中央メーデー実行委員会からのメッセージが読み上げられた。多民族・多文化メーデー合唱団の「We shall Overcome」の合唱をはさんで、決意表明がおこなわれた。郵政ユニオンからは「最大の非正規労働者がいる郵政会社で正社員化・均等待遇の実現にむけて闘っている」という発言、全国一般なんぶの外国人労働者からは闘いの報告がなされた。また福島県平和フォーラムからは「3・11は一万六千人の参加で福島では歴史的な集会となった。脱原発を発信つづけていく」という発言がおこなわれた。JAL原告団からは「3・29、30の不当判決は会社側の主張を100%いれた、解雇四条件をふみにじり、首切り自由な社会をつくるものだ。労組つぶしをゆるさず闘う」という決意がのべられた。
 つづいて、第八十三回日比谷メーデー・アピールの提案がおこなわれ、会場全体の拍手で採択された。このあと金澤全労協議長の音頭で団結がんばろうが全参加者によって力強くおこなわれ、中岡けんり春闘全国実事務局長のデモ指示で二コースにわかれるデモが開始され、都心に労働者の闘いの声が響いた。
 第八十三回日比谷メーデーは闘う労組・労働者の祭典として成功した。この力を、政府・資本に対する労働者の怒りとして更に闘いぬこう。



 

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