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     6・17 北九州

   AWC九州・山口が総会開催

   
韓国ゲストが政治・労働運動状況を報告
 




 六月十七日、北九州でAWC(アジア共同行動)九州・山口の総会が行われた。
 総会ではこれまでのAWCのたたかいの意義、そしてこれからのたたかいをどのように展望するのかが議論された。
 総会の冒頭、AWC共同代表の白松さんが挨拶に立った。白松共同代表は「AWCの発足以来、米帝を中心とするアジア支配に反対して闘いを続けてきた。とりわけこの間は米軍基地撤去の闘いを韓国、岩国を中心として闘ってきた。そしてこの闘いを全国闘争として盛り上げていくべく奮闘してきた。しかしまだまだ不十分だ。また現在、原発問題があり、そして岩国基地の問題がある。政府は岩国基地にオスプレイを配備しようとしている。これに対しては、山口県知事も即座にOKとは言えない状況だ。こうした問題に対してアジア全体で闘いを作り上げていく必要がある。そうした状況に対して、次につなげていくべく総会を成功させたいと思います」と発言されました。
 総会では、AWC運動の意義、現在の情勢をどのように捉え、対応していくのか、運動の広がりをどうつくっていくのかというテーマで議論が行われました。
 AWC運動の意義としては、国際連帯のたたかいをたんなるスローガンとしてではなく実際の闘いとして切り拓いてきたこと、九〇年代の自衛隊の海外派兵、戦後補償問題に対してアジアの民衆と共に共同して闘いを作り上げてきたことの意義が確認された。また労働組合を中心に活動している仲間からは、韓国の民主労総の闘いから学びながらAWCと共に闘い成長してきたことが表明された。
 一方で、帝国主義という概念に対する多くの民衆の理解も変化してきており、また日米帝だけでは捉えきれない世界情勢という変化もあり、わかりやすい運動が必要だという意見表明もなされました。
 また労働運動と反戦闘争が結びついた闘いの意義と、またそうでないと労働運動としても生き延びていけないのだという表明がなされました。
 障害者解放運動を闘う仲間からは、戦争は社会的弱者にとって生きていけない、生存に関わる問題としてあること。また現在の福祉の産業化はあたかも選択肢が広がったかのように言われてきたが実態はそうではないことが現状報告としてなされました。
 そして原発問題が現在の政治の問題として大きくなってきていること、そうした問題に対してAWC京都など関西が反原発闘争を引っ張り闘っていることの意義と報告がなされました。反原発の戦いにおいてAWCが力を発揮すべきであるという発言がいくつもの角度から出されました。
 また総会後の講演会では、韓国から来日したゲストから、現在の韓国の政治・労働運動の現状が報告されました。質疑応答でも活発に議論が交わされました。
 今回の総会を経て、更にAWCを発展させていく意義と決意が確認されました。国境を越えた国際連帯の戦いの推進、そして日帝足下でのたたかいを拡大していくために奮闘していこうと総会参加者全体で確認されました。
 AWC運動の歴史的な意義を確認し、その上に新たなたたかいを切り開いていこう。



 

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