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     6・22 沖縄

   〝三里塚のように闘おう〟

  
昨年に続き三里塚・沖縄集会かちとられる
   
 




 六月二十二日、昨年に続いて「三里塚・沖縄集会」が、那覇市内船員会館にて開催された。市東さんの農地を守る沖縄の会と三里塚芝山連合空港反対同盟による共催で、約八十名が参加した。
 集会は、沖縄の会会員による三線の演奏で幕を開けた。そして、今年一月急逝された鈴木謙太郎さんへの黙とうを行った後、昨年の沖縄集会での鈴木謙太郎さんの発言や、今年3・25三里塚全国集会での鈴木加代子さんの発言の映像が上映され、決意を新たに集会が開始された。
 昨年初めて沖縄で三里塚との連帯集会を勝ち取り、大きな一歩を踏み出した。この地平をさらに踏み固めて行こう、という司会の開会あいさつを受け、沖縄の会の共同代表である知花昌一さんが主催者あいさつを行った。知花昌一さんは、二〇一〇年五月二十八日の日米合意を第四の琉球処分だとし、「第一次から第三次までの琉球処分が国家権力の強権的な攻撃であったことに比して、今日の沖縄の民衆の闘いは多くの闘いと勝利を積み重ねながら、今、決してゆずることのない闘いを展開している。三里塚のように闘うということが沖縄でもできる状況になっている。三里塚の闘いの質を沖縄で勝ち取ることが第四次琉球処分を粉砕する闘いである」と訴えた。
 続いて、満場の拍手の中、三里塚反対同盟から市東孝雄さんと荻原富夫さんが発言に立った。市東さんは、冒頭オスプレイの沖縄配備計画を弾劾し、「基地も原発も政府はすべて嘘を言っている」と糾弾した。そして、現在の農地裁判の現状を報告。五月から行われている空港会社の証人尋問のデタラメさを暴露し、また裁判長の早期結審策動が第三誘導路工事供用開始と合わせた農民叩きだしの一体的攻撃だとして、国策裁判闘争粉砕へ全力で闘うことを明らかにした。そのうえで、7・8三里塚現地闘争への決起を訴えるとともに、福島との連帯、TPP反対、そして沖縄との「もっともっと近い関係を築いていきたい」と決意をのべた。
 また荻原富夫さんは、集会前にオスプレイ配備阻止の座り込み現場を訪れ、「一年ぶりに沖縄の闘いにふれ大きな刺激を受けた」と感想をのべた。そして、裁判闘争を中心に展開されている中で、「7・8現地闘争から十月全国集会へと新たな攻防を作り出そう」と全国集会への結集を呼びかけるとともに、沖縄集会が来年もできるようにさらなる連帯の強化を訴えた。
 集会はさらに関西実行委、市東さんの農地取り上げに反対する会、福島県いわき市からの連帯あいさつ、福島で闘う果樹農家からのメッセージを受けた。
 つづいて沖縄の闘争現場からヘリパッド建設阻止高江住民の会、辺野古・オスプレイ配備阻止を闘う普天間基地爆音訴訟団からそれぞれ闘いの現状報告と決意を表明した。
 集会のまとめとして、沖縄の会共同代表である安次富浩さんが、辺野古新基地建設阻止、オスプレイ配備阻止の闘いは一人沖縄の問題ではない、東アジアでの反基地・民衆連帯の闘いの中でこそ勝利の確信が生まれる。三里塚集会が来年も開催できるよう、もっともっと沖縄の闘いの中に三里塚闘争の意義を持ち込んでいこうと訴え、熱気あふれる中、集会を閉じた。


 

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