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     6・23 沖縄

   「慰霊の日」式典への野田の参列を弾劾

  
 権力の妨害はねのけ、抗議行動貫徹
   
 




 六月二十三日、沖縄戦敗戦記念日「慰霊の日」。戦後六十七年を経ても今なお戦争犠牲者の遺骨が放置され、不発弾が発見される現実がある中で、「基地の島」としての差別軍事支配の現実を強要している日米両帝国主義への怒りは高まり、今や辺野古新基地建設反対、オスプレイ配備反対は沖縄人民の一致した闘いの起点として、島ぐるみの闘いへと発展しようとしている。
 そのような中、「慰霊の日」式典に野田が参列しようとしているのだ。断じて許すわけにはいかない。平和市民連絡会の呼びかけに応え、糸満市摩文仁の平和祈念公園前には午前十時過ぎには多くの市民が結集した。「オスプレイ配備阻止」の横断幕を掲げ、追悼式に参列する多くの沖縄戦遺族や参加者へ整然としたアピールを行った。
 ところが続々と結集する抗議団に恐怖した「県」警は、突如「道路使用許可が出ていない」と難癖をつけ、機動隊を導入して暴力的な排除に打って出たのだ。弾圧許すな!野田糾弾!オスプレイ配備阻止!周辺は怒号に包まれ、交差点の一角を死守するため激しい攻防が展開された。午前十一時過ぎ、警備の警察ヘリが上空に現れ、野田を乗せた車列が近づいたことを示すと、攻防はさらに激しくなった。一歩も引かない抗議団の闘いで、白バイ・警備車に先導され会場入り口に差しかかった野田の車には怒涛のような抗議のシュプレヒコールが浴びせられた。野田よ。沖縄人民の怒りはこの程度ではないことを思い知れ。
 抗議行動は普天間基地爆音訴訟団のオスプレイ配備阻止・普天間基地撤去まで断固闘う、という決意を受け団結ガンバロー三唱を行い、現場での闘いを閉じた。
 抗議行動参加者はその後、魂魄の塔横で開かれた第二十九回国際反戦沖縄集会へ合流した。国際反戦沖縄集会は、この野田抗議行動の報告や辺野古・環境アセス、与那国自衛隊配備、第三十二軍司令部壕説明板文言削除問題、ヤスクニ合祀裁判、高江ヘリパッド、泡瀬干潟、沖縄出身自衛官死亡事故真相解明裁判等々、沖縄が抱える諸課題を全体で共有し、共に闘う方針を確認した。この集会には、市東さんの農地を守る沖縄の会のメンバーとともに、三里塚反対同盟の市東孝雄さん、荻原富夫さんも最後まで参加した。


 

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