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     6・24 東京

   AWC首都圏が集会

  
 反原発・反戦反基地掲げデモ行進
   
 




 六月二十四日、東京・渋谷区の神宮前隠田区民会館において「アジア米軍総撤収! 自衛隊沖縄配備反対! 生活破壊を許すな! 福島と連帯し原発の再稼働に反対しよう! 6・24AWC首都圏集会」がAWC首都圏の主催で開催された。
 午後一時半すぎ、司会のあいさつで集会が開始された。
 はじめに主催者あいさつに、AWC日本連共同代表の鴨居守さんが立った。民主党政権になってから約三年、首相は野田で三人目だが、「日米同盟強化に舵を切り、経済界の利益を守る政策をどんどん推し進めている。選挙民を裏切っている」と野田政権を徹底批判。「原発再稼働を決定した野田政権に対し、大飯原発再稼働阻止の闘い、反原発を掲げた多くの労働者人民が首相官邸前に結集している」。「AWCが培ってきた反帝国際連帯、反戦・反基地の地平をもって、反原発の闘いに結合していこう」と訴えた。
 つづいて、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの上原成信さんが連帯あいさつに立った。米軍が沖縄へオスプレイを配備しようとしていることに対して「マスコミ報道などでは、オスプレイが事故を起こし、危険だということが強調されているが、落ちようが落ちまいが、こんなものは持ってくるな」と断言し、沖縄―「本土」を貫くオスプレイ配備阻止、普天間基地撤去、高江ヘリパッド基地建設阻止の闘いへの決起を訴えた。
 つづいて、学生団体の「あすじゃ」が5・15沖縄連帯ツアーに参加し、普天間基地ゲート前での基地撤去闘争など沖縄現地での連続決起した報告をおこなった。
 原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県央共闘会議の檜鼻達実さんは、大飯原発の再稼働決定はなんの根拠もない「原発安全神話」を踏襲していると批判。日米安保も「住民の安全を守ると」いいながら、戦闘機による騒音・爆音被害、米兵による事故や犯罪被害を基地周辺住民に強制していると弾劾した。
 6・17福井反原発集会について、東京から現地集会に参加した学生が報告した。現地集会には、関西地方各地をはじめ福島など全国から二千二百人が結集したと発言。そして、アジア共同行動・京都から寄せられた「大飯原発再稼働阻止! 大飯を突破口とした全国の原発の再稼働と対決しよう」という連帯メッセージを代読し、6・30再稼働阻止おおい闘争への結集を呼びかけた。
 日韓民衆連帯全国ネットワークの尾沢孝司さんは、朝鮮民主主義人民共和国に対し日米韓による軍事的圧力が強められている情勢を明らかにした。そして、韓国・済州のカンジョンでの米海軍基地建設阻止に韓国民衆が決起していることについて触れ、民衆レベルでの反米軍、反戦・反基地を闘うことの重要性を強調した。
 カンパアピールにつづいて、外登法・入管法を考える会の「改悪入管法施行反対」のメッセージが代読された。
 休憩をはさんで、AWC韓国委員会で、左派労働者会代表のホ・ヨングさんの講演がおこなわれた。ホ・ヨングさんは、「二〇一二年韓国状況報告」と題したレジメを用いて韓国における新自由主義経済の状況や、労働市場と労働運動、韓国労働者階級の政治などを簡潔にまとめて報告した。韓国において、労働者全体の60%が非正規雇用労働者であり、失業率は20%におよんでいることを報告し、新自由主義の流れに抗して闘う決意を明らかにした。講演後の質疑応答では、会場の参加者から原発問題など活発に質問や意見が出された。
 つづいて、集会決議をAWC首都圏幹事が読み上げ、参加者全員の拍手で採択した。そして、会場で集めたカンパを韓国ゲストに手渡した。参加者全員のガンバロー三唱で、集会をしめくくり、いよいよデモ行進だ。
 デモコースは、神宮前隠田区民会館から原宿駅前を通り、代々木公園までだ。韓国ゲストもデモ行進に加わり、往来の労働者市民の注目を集める中、デモ行進を貫徹した。


 

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