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     7・8 三里塚

   第3誘導路工事徹底弾劾!

  
農地死守掲げ現地闘争に250名結集

 
    



 七月八日、三里塚芝山連合空港反対同盟は、「誘導路工事徹底弾劾! 身体を張って農地を守ろう!」というスローガンを掲げて、現地闘争をたたかいぬいた。反対同盟の呼びかけに応えて、二百四十五名の労働者人民が現地に駆けつけ、反対同盟とともに現地集会とデモを貫徹した。
 夏の厳しい日光が照りつける中で、萩原富夫さんがマイクを握り、集会の開始を宣言した。そして北原事務局長が壇上に立ち、「市東さんの生活を、まるごと空港の中に囲いこもうとしている。こんなことを許すわけにはいかない」と第三誘導路工事を厳しい口調で弾劾した。
 萩原進事務局次長が発言に立った。「緊急集会を呼びかけたのは、三里塚現地の情勢が緊迫しているからだ。来年三月末の供用開始に向けて、第三誘導路建設を、突貫作業でやっている。そして、千葉地裁での裁判闘争だ。市東さんに対する農地強奪を許してはならない。裁判長は、強引に証人尋問を進めようとしているが、力では、我々がかなり押している。国策裁判で結論は決まっているが、それを押し返すのは民衆の決起だ」として、裁判闘争と現地闘争に多くの人々が結集するよう呼びかけた。そして、「情勢は流動化している。野田政権の統治能力は破綻している。原発再稼働と消費税増税、オスプレイの配備をする以外に、ブルジョアジーが生き延びる道はないのだ。しかし、民衆の怒りは頂点に達していると言い切っていいだろう。週末の官邸前の抗議行動に巨万の人民が結集しているが、全国的に見ればもっと多くの人々が決起しているのだ」「反対同盟は、これまでも沖縄、三里塚、福島を結合してたたかっていこうと訴えてきた。三里塚闘争の意義をもっと大きく打ち出していく。この集会はその第一歩だ」「米軍再編、原発再稼働、TPPに怒る民衆のうねりの中で、国策と対決している三里塚闘争が積極的な位置を占めていくようたたかっていく」と、十月七日の全国集会に多くの人が結集するよう訴えた。
 つづいて、市東孝雄さんがマイクを握り、「空港会社は、追い詰めれば出ていくだろうというかたちで、昼夜を問わずに第三誘導路工事をやっている。農地強奪裁判でも、口頭弁論から証人尋問へと移っているが、ずべてでたらめだ。むこうからの攻撃に対しては、反撃していく。共にたたかっていこう」と力強く発言した。
 弁護団の葉山さんは、元国交省成田空港課長である石指雅啓に対する証人尋問について、多見谷裁判長がビデオリンク方式で行おうとしていることを弾劾し、千葉地裁への傍聴闘争をよびかけた。
 つづいて現地に駆けつけた諸団体が発言していった。二期阻止全国共闘は、市東さんの農地強奪を許さず、10・7全国集会に結集する決意を明らかにした。そして、反原発のたたかいとして官邸前や大飯現地闘争をAWCの仲間と共にたたかい抜き、オスプレイ搬入を弾劾する岩国市民の発言を紹介し、オスプレイ配備を許さないたたかいへの決起を呼びかけた。統一委員会の同志は、市東さんの農地を死守する決意を明らかにし、反原発闘争、沖縄へのオスプレイ配備阻止、岩国での米軍住宅建設反対のたたかいへの決起を訴えた。
 最後に伊藤信晴さんの音頭で団結ガンバローを三唱し、デモ行進に出発だ。デモコースは、第三誘導路工事が行われている天神峰を通り、裁判闘争の焦点になっている市東さんの畑までのコースだ。市東さん宅のすぐ横では巨大な橋梁工事が行われ、クレーンが立ち並んでいる。デモ隊列は一丸となって、生活破壊の工事強行を弾劾し、たたかいを貫徹した。


 

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