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     7・17 千葉

   第三誘導路許可処分取消訴訟

  
被告の国と空港会社を追及
 
    



 七月十七日、千葉地裁民事三部(多見谷寿郎裁判長)で第三誘導路許可処分取消の第七回口頭弁論が行われた。市東孝雄さんの農地裁判の攻防が山場を迎えるなかで、今回の法廷は準備書面に関する事務的な説明がメインで短時間のものだった。しかしそのなかで、被告である国(国土交通省)と空港会社が亡くなった鈴木謙太郎さんの遺志は承継できず「裁判終了宣言」をするべきだと主張していることが明らかになった。
 裁判後、弁護士会館で行われた報告会で、反対同盟の北原鉱治事務局長は「3・11以降の世の中の混乱のなかで、連日のように全国で人々が決起している。首相官邸前はいつ怒りが爆発してもおかしくない状態だ。若い人や幼子のために原発をなくそう」「成田空港建設は当初から間違っていた。ボタンのかけちがいならやめればいい。当たり前に生きるために四十六年間たたかってきた」「どんどん押していかなければダメ。今たたかわなければ未来はない」と檄をとばした。弁護団からは「『への字』の誘導路をそのままにして三本目の誘導路をつくろうとしているが、二本目の東側誘導路ともども土木資本を儲けさせるためのものでしかない」「成田空港の収益が激減している。貨物とLCC(格安航空)で乗り切ろうとしているが税金の無駄遣いだ」「羽田空港での国際便の規制ということで成田空港はギリギリもっているにすぎない」との解説が行なわれた。
 次回の口頭弁論は、十月二十三日の午前十時三十分から、千葉地裁の六〇一号法廷で行われる。



 

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