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     7・29 東京

   反原発国会包囲行動に20万人
  

 
    



 七月二十九日、「7・29脱原発 国会大包囲」行動が取り組まれた。主催者発表で二十万人という、まさに巨万の人民が結集した。野田政権による大飯原発再稼働を弾劾し、全原発の廃炉を訴える声が、権力の中枢に叩きつけられた。行動は、日比谷公園を出発して東京電力本店や霞ヶ関に向かうデモ行進と、国会包囲行動として取り組まれた。
 日比谷公園に、続々と労働者人民が集まり始める。子供から高齢者まで、それぞれ色とりどりのプラカードやのぼり旗を手にしている。デモ行進は十六時から出発し、「再稼働反対」「原発いらない」の声を東京電力や経産省に叩きつけた。こうして反原発を訴えるデモ行進は、在特会らの妨害や権力の介入を許さず、最後まで貫徹された。
デモ行進を終えた労働者人民は、そのまま国会に向かって歩き始める。そして、十九時からの国会包囲行動から参加する人々も合流してきた。みるみるうちに国会周辺の歩道は人々で埋め尽くされた。そして、それぞれの場で「再稼働を許さないぞ」「子どもを守れ」と反原発の声を上げながら国会を包囲した。
片側三車線もある広い車道にはほとんど車が走っていないのに、警察権力は、結集した人民を歩道に押し込めようと躍起になっている。鉄柵まで持ち出して規制してきたのだ。
国会正門前では、労働者人民が「警察は規制をやめろ」「車道を解放しろ」と要求し始めた。すでに歩道が人々で埋まって、さらに多くの人民が集まろうとしているのだから当然の要求だ。はじめは分散した声だったが、次第に一丸となったシュプレヒコールに変わっていった。アジア共同行動の仲間も、持っていたトラメガを使って、ともに警察の不当な規制を弾劾していった。そして、十九時半頃、人民は警察権力の規制を破って車道へ向かって走り出したのだ。
瞬く間に、国会正門前の車道を人々が埋め尽くした。まさに解放区の出現だった。人民の意気は高まり、国会正門前は熱気で充満している。アジア共同行動ののぼり旗も、国会正門に立ちはだかる警察権力と対峙する最先頭にはためいている。人々は手にしたプラカードやのぼり旗を高々と掲げて「警察の暴力を許すな」「原発反対」「再稼働許すな」とシュプレヒコールを上げて、国会に向かって正面から弾劾の声を叩きつけた。
労働者人民がもつ反原発の意志は鮮明だ。一方で野田政権は次なる再稼働を画策している。原発をかかえながら反原発運動を進めている地元住民と結びついて、全国を貫いた反原発闘争の前進をかち取っていこうではないか。



 

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