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     8・12 東京

   「原発のない社会へ」

    
労働者集会に1260名が結集
 
    


 
 八月十二日午後一時半から、江東区のティアラこうとうで「脱原発社会をめざす、8・12労働者集会」が千二百六十名の参加で開催された。この集会は、全港湾、国労、全日建、全国一般全国協、東京清掃、東水労、都労連を呼びかけ団体とする実行委員会の主催によって開催された。
 会場は開会前から労働者でうめつくされ、会場には各労組の旗がかざられていた。集会は、須田東部労組書記長の司会で開始された。最初にシンガーソングファーマー(唄う農民)の姫野洋三さんの歌が披露された。反原発の思いをこめた「若狭の海」など四曲が演奏された。
 次に、集会の基調報告が伊藤全港湾委員長によっておこなわれた。基調では、「なぜ原発に反対してきたか、福島原発による被害と政府のずさんな原発事故対応、各職場をはじめとする労働組合の取り組み、労働現場での課題と今後の取り組み」について明らかにし、「核と人類は共存できない」として「脱原発を闘う労働組合」を強化していくことの必要をあきらかにした。そして、「脱原発を闘う労組の存在をアピールし」「福島の安全と生活を守る闘いを職場から作っていく。被曝労働から労働者の安全を守っていく。地域・住民運動と連携していく」とし、一〇〇〇万署名を推進しながら、「脱原発社会をめざす。社会的運動を闘っていく」ことをあきらかにした。
 次に、集会のメインである小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)の「原発のない世界へ、放射能汚染の現実を超えて」と題する講演がおこなわれた。講演は「核実験によって世界的な放射能汚染がひきおこされていること。広島、長崎の原爆による悲惨な状況。原発によって産み出される膨大な放射能。チェルノブイリ原発事故による世界的な放射能汚染の実態。そもそも、原発を制御できないこと。福島原発の事故による汚染の実態と政府のデマ」をあきらかにし、「子供を被曝させないことの必要」をのべた。講演のあとには、質疑応答がおこなわれた。
 その後、連帯挨拶を平和フォーラムの井上事務次長がおこない、閉会挨拶を上村東水労委員長がおこなった。最後に長谷川全日建委員長の音頭で「団結ガンバロウ」が会場全体でおこなわれ、集会は成功のうちに終了した。
 反原発の闘いが全国的、全人民的に拡大しているなかで、労働運動も闘いを実現してきた。労働組合が「脱原発社会」を正面から掲げて、労働現場から闘いを拡大していくことは決定的に重要である。8・12集会は労働運動の前進にとっても意義あるものとなった。
 「原発のない社会」へ、さらに闘いぬこう。



 

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