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     11・4 東京

   オスプレイ配備許すな!

   
実力闘争展開する沖縄人民と連帯して闘う
 
         



 沖縄でオスプレイの配備と訓練飛行が強行され、闘いを強め緊迫した事態が続く十一月四日、東京の芝公園23号地で「止めるぞ!オスプレイの沖縄配備 許すな!低空飛行訓練 11・4全国集会」が開催された。主催は、平和・人権・環境フォーラムとオスプレイの沖縄配備に反対する首都圏ネットワーク。首都圏の市民団体・個人や全国各地の労働組合がかけつけ、四千名が結集した。
 沖縄からは、沖縄平和運動センター事務局長の山城博治さんと、普天間基地の爆音をなくす訴訟団事務局次長であり、宜野湾市議会議員の桃原功さんが訴えた。
 山城さんは、「米軍基地をあらゆる手を使って、ガタガタにぶったたいて、みごとに木っ端微塵に粉砕して、太平洋の彼方に送り届けたい」「沖縄は日米共同の軍事植民地、あるいは日米共同の軍事管理用地として化しております。日米地位協定以前の問題です」「我々は腹を決めて必ずや県民総決起で日米の野望を見事に粉砕して、自らの手で命と暮らしを守り、自らの手で政府で東京でうごめいている改憲主義者や戦争待望論者たちに対抗して沖縄を再び戦場にはさせない、もう一回、戦争があったら沖縄は間違いなく島ごと木っ端微塵に消えてしまう、そういう戦争は決してさせない、オスプレイがそのためにあるというなら、オスプレイを力で追い返して平和を守っていく、こういう闘いの決意に立っています」と怒りをもって報告した。
 桃原さんは、「私たちはもうこれ以上、口先だけの日本政府、あるいは米国政府には勝手にはさせない。九月二十六日、野嵩ゲートで座り込みを始めました。二十七、二十八、二十九、三十日に、普天間基地の主要な三ゲート、野嵩ゲート、大山ゲート、佐真下ゲート、数時間であったものの、私たちは百人足らずでこの三つのゲートを封鎖しました。初めてのことです」「しかし、もう少し言えば、本当にあと何人かいれば、あの普天間基地を機能停止させ封鎖ができたかもしれないと、たいへん残念です」と現地の状況を報告した。さらに米兵の事件が相次いだことで「沖縄県民は外も歩けないのか、沖縄県民は家で寝ることもできないのか。もう悲しくて悲しくて涙がこぼれ落ちます」「この差別をどうしたらなくすことができるのか。みなさんもがんばっていただいていることは十分にわかります。しかし、もっとがんばっていただきたい。沖縄県民はこれ以上どこまでがんばればいいのか、いつまで我慢すればいいのか、それをみなさんに私は教えていただきたい。オスプレイをなくすまで基地をなくすまでいっしょに闘っていきたい」と訴えた。
 闘う決意を示し、同時に「本土」の労働者階級・人民にもっと闘うことを呼びかけた、迫力ある沖縄からの訴えに参加者は聞き入り熱い拍手で応えた。
 「本土」での闘いでは、岩国から愛宕山を守る会・世話人代表の岡村宏さんから連帯メッセージが寄せられ、東富士演習場を抱える静岡、首都圏では「沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委員会」からそれぞれ報告が行なわれた。
 問題提起では、オスプレイ低空飛行訓練との闘いについて非核市民宣言運動・ヨコスカの新倉裕史さんが、米兵の性暴力事件についてアジア女性資料センター・事務局長の本山央子さんがそれぞれ発言した。日米安保体制と帝国主義軍隊の問題は今、全国で追及しなければならない課題であることがあらためて明らかになった。
 また、普天間基地座り込み・封鎖の闘いへの支援カンパが渡された。カンパは会場でも集められた。
 集会後は参加者一人ひとりがプラカード、風船や凧を持ってデモに打って出て、アメリカ大使館の近くではシュプレヒコールを一段と強くおこなうなど、アピールした。


 

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