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     12・14 福島

   IAEA(国際原子力機関)国際会議に抗議
   
         



 政府とIAEA(国際原子力機関)共催の“原子力安全”国際会議が、12月15日から福島県郡山市で始まった。原発推進のIAEAがフクシマに来て何を行うのか。日本政府に対し「原発から撤退するな」と恫喝し、放射能汚染の被害者に「被曝はたいしたことない」とデタラメを押し付けるためだ。
 AWC首都圏のメンバーは、「経産省テントひろば」呼びかけのバスツアーに参加し、14~15日、IAEA福島国際会議に抗議する現地闘争をたたかった。
 14日正午、「原発いらない福島の女たち」が県知事に宛てて、「福島へのIAEA進出をやめさせること」「除染の限界を見極め、住民の避難に保障を」等を求める要請書を提出した。その後、福島県庁に隣接する紅葉山公園で集会を開いた。公園横の阿武隈川の対岸には、高い放射線量で知られる渡利地区があった。チェルノブイリ級の汚染地域だ。公園の放射線量も、簡易測定器で計測したところでは毎時0.79マイクロシーベルトを記録した。おそらく必死に除染作業が行われたであろうが、この程度だ。
 集会では福島の人々が次々にアピールした。「私たちを抜きに福島のことを勝手に決めるな!」「IAEAがやってくるのは、低線量被曝はたいしたことはないと言うためだ」と女性たちは鋭く糾弾し、「福島の教訓は、核を世界から放棄すること」とアピールした。
 IAEAは福島に常駐して「環境総合センター」なるものをつくり、健康被害を隠蔽・放置しようとしている。「IAEAが“除染の最高権威”として、新たな安全神話を創造しようとしている。許せない」。
 女性たちは怒りのかんしょ踊りをした後、150名の隊列で公園を出発し、県庁前から福島駅までをデモ行進した。県庁前でのデモ行進は原発事故後、初めてということだ。
 福島駅前では県内で牧畜業を営む男性や、原発作業員の息子を持つ女性などが次々とリレートークをおこない、駅前を通行する市民の注目を集めた。


 

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