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     1・13 三里塚

   新年デモと団結旗開きかちとる

    
農地強奪打ち砕く〝闘争宣言〟
   
         


 
 一月十三日、三里塚芝山連合空港反対同盟は、三里塚現地において新年デモと団結旗開きをかちとった。
 午前十時半ごろ、反対同盟と駆けつけた労働者・市民・学生が、市東さん宅南側の開拓組合道路に結集した。まず萩原富夫さんがマイクを握り、「宣伝カーを新調した。新たな決意で闘っていく」と決意を述べた。つづいて伊藤信晴さんが二〇一三年闘争宣言を読み上げた。次に、北原鉱治さんは、「今年は再度、決戦の場が迫っている。空港会社は人が生きる権利を奪おうとしている。これは市東孝雄ひとりの闘いではない。日本の人民の闘いだ」と檄を発した。そして、参加者全員で「市東さんの農地を守り抜くぞ」とシュプレヒコールをあげて現地デモを行った。デモ隊は、開拓組合道路を出発して、市東さん宅前を通り、空港の誘導路をへの字に曲げている市東さんの畑まで向かい、往復するデモを貫徹した。
 そして場所を移して、午後一時から二〇一三年新年団結旗開きが開催された。萩原富夫さんが司会をつとめ、はじめに太郎良陽一さんが闘争宣言を読み上げた。続いて、北原さんが発言に立ち、「三里塚闘争は、四十七年を迎えて新たな決意を持って闘う。闘って、闘って、そして勝利することだ。反対同盟は、今年一年間日本を変えるために、闘いの中で力を出し切る」と決意を表明した。
 つぎに市東孝雄さんがマイクを握り、「本当に正念場を迎え、今年いっぱい全力で闘うときがきた。第三誘導路は三月七日に、前倒しで供用を開始するという。裁判闘争も六年間の集大成だ。わたしの農地と作業場、それが取られるということはわたしに農家をやめろということで、わたしに死ねという事だ。昨年、沖縄や東京で民衆の大決起があった。憤りを感じている民衆の最先頭に三里塚勢力が立ち、歴史を変えていく一年にしていきたい。皆さんの持てる力をこの一年、三里塚にぶつけて下さい」と発言し、参加者全員が満場の拍手でこれに応えた。
 そして野平聰一さんが乾杯の音頭をとり、つづいて反対同盟顧問弁護団をはじめ駆けつけた人々からの発言が行われた。市東さんの農地を守る沖縄の会からはメッセージが寄せられ、伊藤さんが代読した。二期阻止全国共闘の仲間は、第三誘導路の三月七日供用開始を弾劾し、二月十八日の裁判闘争、そして全国集会を反対同盟と共にたたかう決意を明らかにした。共青同(学班協)の同志は、市東さんに対する農地強奪攻撃を許さず、3・24全国集会には新しい仲間と共に決起すること、沖縄をはじめとした反基地闘争に連帯し、安倍政権と対決していく決意を表明した。統一委員会の同志は、反原発闘争や反基地闘争が権力に立ち向かって闘い抜かれていることを明らかにし、現代の日本階級闘争の基本構図を鮮明にして、反対同盟と共に二〇一三年闘いを推し進めていく決意を明らかにした。
 最後に萩原進さんが発言に立ち、「反対同盟は決起する」と切りだし「市東さんの闘いは激突の情勢を迎えている。敵も味方も文字どおり天王山の頂点での闘いを迎えている。安倍政権による反動が一気に激化する。そういう階級攻防の焦点に市東さんの農地裁判がある」「大衆的な統一戦線を目指して新たな三里塚闘争を展開することが今年の課題だ。何よりも市東裁判をめぐって千葉地裁を揺さぶる、司法体制を爆砕するような闘いを千葉地裁でやり、それと並行して現地において敵を迎え撃つ体制を築き上げていく」と方針を示した。そして、市東さんの農地強奪を阻むために五万部のパンフレットを作成し、それを活用して全国集会の成功を勝ち取ろうと激を発した。また、二月四日に萩原さんの証言、十八日に市東さんの証言がおこなわれる千葉地裁での裁判闘争では集会とデモ、街頭情宣に立ち上がることを明らかにした。
 二〇一三年も反対同盟とともに、市東さんの農地強奪を許さず、三里塚闘争の勝利にむかって闘いぬいていこう。



 

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