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     2・15 東京

   けんり春闘第一波

    
250名が力強く一日行動
    
  



 二月十五日に、けんり春闘の第一波の行動が東京で一日行動として闘われた。午前中からJALに対する闘いをはじめとして東京総行動を闘った労働者を中心として、約二百五十名の参加で日本経団連への要請行動が午後四時から経団連ビル前でおこなわれた。冷たい雨のなか、参加した仲間は力強く行動を貫徹した。
 けんり春闘全国実の集会がおこなわれ、金澤共同代表(全労協)が発言し、「経団連は賃上げは論外としているし、連合は放棄している。生活できる賃金を要求して13春闘を闘おう」と呼びかけた。
 つぎに、キヤノン非正規ユニオンの仲間から「派遣切りとの闘いで、和解が成立した」と闘いの勝利の報告がおこなわれた。郵産労ユニオンの代表は「六十五歳首切り反対や非正規の正規化を要求して、ストライキ等の闘いをおこなう」と決意を述べた。JALの原告団は「不当解雇を許さない、裁判闘争を闘う」と発言した。
 続いて、要請団の送り出しをおこなった。この間経団連はまったく不当にも要請文の受け取りすら拒否してきた。今年も入口にガードマンを配置し、要請団がビルの中にはいることすら阻止してきたが、参加した労働者は要請団と一体となって、この経団連の暴挙を弾劾しつづけ、経団連の前は労働者の怒りの声で騒然とした状態になった。
 経団連への抗議もふくめて集会が続行され、全造船関東地協、国労、東水労、脱原発社会をめざす労働者集会実行委が発言した。最後に垣沼共同代表(大阪ユニオンネット)の音頭で団結ガンバローを経団連に叩き付け行動を終わった。
 つづいて、午後六時半から教育会館で「原発NO!憲法YES!福島とつながる2・15労働者集会」が約五百名の労働者の参加で開催された。
 東水労の諸隈さんの司会で集会が開始され、主催者挨拶を全国一般全国協の平賀委員長がおこない、「一年十一ヵ月がたったが、何も変わっていない。被災地の復興や被曝労働などの問題をめぐって労働者の闘いが問われている。次の世代に何を残すのかが問われている。それは脱原発社会を作ることだ。安倍政権と闘い、脱原発と憲法を結んで闘おう」と呼びかけた。つづいて鎌田慧さんの講演がおこなわれ「人間と原子力は相いれない」として、現状報告と今後の行動のよびかけがおこなわれた。
 つづいて福島原発告訴団から、一万四千五百名で告訴がおこなわれているという報告がおこなわれ、福島からの訴えを五十嵐福島平和フォーラム代表がおこない、「3・23福島現地集会の参加よびかけ」をはじめとして現地の報告がおこなわれた。「除染労働の現場から」の発言として四名の労働者が壇上にあがり、除染労働の実態、被曝労働やピンハネの実情が報告され、具体的な除染労働者の健康・権利破壊についての実情があきらかにされた。
 次に、伊藤全港湾委員長から行動提起として、「脱原発労働者宣言」が提起され確認された。最後に吉田東京清掃労組委員長の閉会挨拶で、実行委の参加の拡大、三月行動への参加を確認して集会は終了した。
 13春闘の闘いが具体的に開始された。安倍政権の労働者への攻撃と総対決し、労働運動の階級的前進のために13春闘を闘いぬこう。



 

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